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マルチ戦記
日時: 2014/07/12 17:17
名前: Major◇PmkXtdTtWWM ID:ypF2OQk.

 こんにちはー&初めまして 少佐と申します。

既にワタクシのスレッドは二つありますが、ここで新しくもう一つだけ立てさせていただきます。この小説掲示板の規約である『・・・公序良俗に反する内容の投稿、―略 スレッドの乱立は禁止とします。』はできるだけ・・・いや死守していきたいと考える次第でして・・・(汗)
小説の内容といたしましては、同王国掲示板のチャットで行われたマルチ戦を中心に書いていきたいと思います。また、登場してくださる私の戦友たちはキャラ崩壊、強烈な少佐補正で脚色されております(笑)
では、行ってみようぅっ!!


【キャスト紹介】


「私は小説家ではありません。ましてや、日曜哲学者でもありません・・・三文ライターです(笑)」

・少佐

主に小説板に引きこもっている性格は暗め、でも体臭はキツめのローゼンベルク大隊の指揮官。最近、積み重なる原稿で眠れぬ夜を過ごしている。


「いいえ、それはトムです」キリッ

・リョク

盟友・緑茶さんの代表作『Pocket Monsters Dark gray』の主人公グレイくんの従妹。たぶん、グレイくんよりも強い。
修行なのか侵略なのか、イッシュからカロスに移ったみたい。相棒は破壊神☆ソフィア(ニンフィア)ちなみに彼女の愛称は、ギャルソン・モリスいわく、『レストラン荒しのリョク』(笑)


「・・・?少佐さん、ユキメノコにいちごシロップは無しですよ。練(ry」

・こーらん

氷タイプをこのなく愛するイスラム教のバイブル・・・ではなく人です。嫁がなんとォ!、ユキメノコという私の同志(笑)あの変態の少佐いわく、『あなたが神か』と言わせしめたほどのド変((ry
初手は骨付き肉安定というサービス精神旺盛な人。骨付き肉・・・美味しいです。モグモグ


「こんばわぬ!少佐ァ〜」フフッ

・ミミル(・w・)

パキュウン隊長率いるチーム『千本桜』の副隊長。※注意!ミミロルでは決してない。
あの強者ぞろいのチーム『千本桜』で副隊長を任せられている人物なので、実力はたしかかと。※注意!ミフィーでも決してない。また、本編で活躍するクチート中隊のネタをくださったいい人(笑)


「・・・おぉ、俺自身がアンノーンに、、っっ」ガクッ

・さばねこ(n‘∀‘)η

私の所属するチーム・ランフリ勢リーダー。私は彼からポケモンの面白さを学びました。尊敬するにゃんこさん(笑) 彼の考案するポケモンの型はまず読めない、戦う時は十分に注意して臨みましょう。
また、レート1800を超えたツワモノでもある。最近はネタに走りすぎているきらいがががが(笑)


「ネプギャァァァァァァァァ!!」

・しゅん

チーム・ランフリ勢副リーダー。”汎用論者”、”チャンピョン”の婿などの様々な異名を持つ、ランフリ勢最強のトレーナー。メチャ強い(笑)オカシイくらい強い。彼の構築するptは非常に堅固。
W(=タングステン)フォルムのロトムとユキノオーさんがお気に入り。最近はニンフィアにハマっているとかなんとか・・・


【目次】

 01.Vs こーらんさん&ミミ(ロ)ルさん――【セミネールV 『溶解集団』における自我超越、もしくは充足理由律にエポケーを投入すること】
>>1-7

 02.ヒロイン総選挙 
>>9-13

 03.新年会
>>14-15

 04.Footsteps in the Night
>>16-25

 05.Vs さばねこさん&しゅんさん――【セミネールW 欺かれぬ者たちは哲学の名にさまよう】
>>26-31

 06.第二回ローゼンベルク大隊怪談大会
>>32-33

 07.お正月編
>>34

 08.東部戦線異状あり
>>35-37

 09.劇場としての小説――文身さんの『20 years ago 1』について
>>38-44

 10.緑茶論:補遺 一年の猶予または恥辱
>>45

 11.弔鐘
>>46-50
メンテ
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Re: Footsteps in the Night ( No.21 )
日時: 2015/02/05 21:21:22
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:Xk/PHbh2

・『Footsteps in the Night 』


三階 倉庫ー

マクナイト「ーーーこちらトライデント1。ただいま一階を制圧した、どうぞ。」

ゲッコウガ「トライデント2、了解。1へ続く。」

マクナイト「ーーーふふっ、とっとと片づけて二階で合流するぞ、トライデント2。だが、気を抜くな、ヤツら勘が鋭いぞ。なめていると噛みつかれる。
・・・オーバー!」プツン

ラグ「・・・早いですね、中佐。めちゃくちゃ張り切っているじゃないですか。」チラッ

ゲッコウガ「そうだよな。いつもなら、中佐はいたぶってから止めを刺すんだが・・・位置情報によるとこの中にミロカロス、ジャローダがいる。ジャローダに警戒、M203グレネードランチャーは持ったか?」チラッ

ラグ「ヤー! ドアをぶち破ってから打つんですよね」コクッ

ゲッコウガ「よっし行くぞ・・・ ドア破壊開始・・・
1。2・・・いっ」・・・ンン?


ガチャ


ジャロ&ミロ「「”こんばんは” が抜けているわよ、おバカさん!」」

ゲッコウガ&ラグ「「・・・っ!!?」」ハァアア!!

ゲッコウガ「り、リーフストームだ、ラグ!回避しろォ!!」マズイ!

ジャロ「遅いわよ!」フフ

ガシャーンン!!

ラグ「」チーン

ゲッコウガ「ラグゥウ!!
ダム(=クソったれ)!どうして我々の攻撃が・・・(汗)」ナーゼ?

ミロ「・・・ドアの前でグダグダうるさいのよ(笑)
貴官が冷凍ビームを撃とうが、草結びを放とうがジャローダさんと私のミラーコートで確実に仕留められる。降参しなさい、カエルは蛇に勝てないわよ。」ウフフッ

ゲッコウガ「ふ・・・フフッ(汗)バカだな、お前たち。オツムに脂肪でもついたのか?敵は目の前にいるヤツだけではない。アフガンで死ぬほどケツに鉛玉を○ァックされて、俺たちが学んだことだ。」フゥン

ジャロ&ミロ「「・・・?」」ナニイッテイルンダロウ コノヒト・・・?


タァーン!


ジャロ「うっ・・・!そ、狙撃ィ!?どぉこから・・・?」ガクッ

ミロ「じゃ、ジャローダさんん!?
・・・窓からか!」ウ ウソデショ!?

ゲッコウガ「さて、フィニッシュに取り掛かろうか・・・?お嬢さん」ズカズカ



二階 書斎―



「・・・・・クソォ、一階、三階、誰も応答しない。マズイ(作戦)状況だ、こりゃ。」

少ちゃんがそういって無線機のスイッチを落とした。ラティアスは隣で少ちゃんの腕を掴んで小刻みに震えている。暗くて良く見えないけど・・・そういや、彼女、実戦経験があまりなかったんだよな・・・僕もほとんど同じだけどね。鉄火場に足を突っ込むのは情報屋の仕事ではない。

「ヤツら、恐らく・・・いや明らかにこちらの動向と情報を完全に把握している。無線を付けた時に盗聴と思われるアホみたいなノイズが入っていた。ムウマージがいれば逆探知をかけて、敵の位置を炙り出せるのだが・・・あいにく水曜は彼女は非番の日だ、狙っていたな。」

少ちゃんは机の引き出しから拳銃を徐に取り出し、撃鉄を起こしてセフティーをかけた。H&K45・・・大口径の45口径だけど撃てるの?少ちゃん?

「ショ、ショーサ様ァ・・・」

「銃を見るのは初めてか?ラティアス。 あんまり相手に合わせない方が良いぞ、”銃を自前で使うにはそれなりの理由が必要である”ということだ。
エシュロン、付近にいる君の部下は敵の後方を叩け。分が悪い賭けだが、君の部下たちならやれるはずだ。それに・・・後方支援をしている連中はそんなに遠くにはいないはず・・・半マイル、もしくは二軒隣のご近所さんにいるかもしれんな」

「ヤボール、任せといて!
・・・ところでさ、さっき無線が盗聴されているとか言っていたけど、僕が連絡いれて・・・大丈夫なの?」

「・・・・・(汗)」

Re: Footsteps in the Night ( No.22 )
日時: 2015/02/17 05:05:13
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:glyzYj7s

・『Footsteps in the Night 』


「ーーーヤボール、中尉。速やかに敵を排除します。
チルチル、お仕事ですよ。」

スイクンはスマートフォンを切り、隣にいるチルタリスを小突いた。彼らはドイツ国防軍諜報部―通称アプヴェーアに所属するエシュロン中尉の部下で、ミアレシティ八番街にあるユナイテッド・フルーツ社 カロス支店の屋上で待機をしていた。

「あぁ〜俺は嫌だよォ。畜生ゥ、ピンチになったから助けに来い!って・・・俺たちはバットマンじゃねェ。頼むなら、中東のろくでなしアッラーフくんに頼みなァ、電話番号教えてやるぜ。アイツ、先週、○フトバンクの可愛い店員さんに乗せられてクソみたいに重いスマホ買っちまったからよォ。フヒヒヒヒヒwwwwww」

冷たい夜のビル風に吹かれて、チルタリスは頭の上の触覚(?)とタバコの煙を漂わせながら遠くの少佐の事務所に向かって吐き捨てた。

「・・・中尉を助けに行くのよ、少佐さんがどうなろうと関係ないけど・・・あの人が悲しむ。それは避けないといけない、そうじゃないの?」

チルチルにそう呼びかけてみるが、どうやらタバコに夢中のようでほとんど聴いていない。はぁー、これだからチルチルは・・・とスイクンは思った。仕事の半日前は、あんまり薬をヤりすぎないようにしっかりと眼を下っておくべきだった。

「ふざけんじゃねぇ!この”野郎”!・・・あ、失礼。この”アマ”!
トチくるったのはアイツの責任だよ。てめぇのケツくらい自分で拭け!小説書く前にオツムのお医者さんに掛かりやがれよ、順序はそいつが先ってのが筋だァ、○ァック!」

「・・・・・落ち度は落ち度。でもね、問題は”そこ”じゃないの、問題は”ここ”なの。言ってる意味分かる?それとも、アブナイお薬のヤりすぎで頭が回らないのかしら、ウフフフ?」

「ああ、ああ!!よおォォォォォォォォオく分かったぜ、メアリー・リードさんよ。勝手にしろ!この自殺志願者めェ!!畜生!そんなに死にたきゃ、シリアに行って僕もゴチャマンに混ぜてください!!って頼みやがれェ!!イヤだ、イヤだ。」

「決まりね、私は事務所に向かう。貴官(=あなた)は、外瘻に登って少佐さんたちを狙撃しているチャールズ・ホイットマン信条者を排除しなさい。位置情報はもう割れている、どうやら向こうのハッカーは自分たちの技術を過信しすぎているみたいね、無線をオープンチャンネルにしている。何のためのコードかしら?まさかこのミアレで市街戦でもヤる気だったのかしらね・・・プッ。
ネットの大海に私のプログラムを放った。あとは敵さんのIPアドレスの端を勝手に突き止めて”事を為してくれる”わ。」

「おいおいそれって、”北風”使っちまったのか、メアリー・リードさんよ。お可哀想に。野郎のPCはやられたな、それに連関しているお友達の端末もパーだ。
さて、と。とっとと終わらせて、帰ってからシコタマ薬ヤリてぇなァ畜生ゥ・・・」





「・・・・・ムニャ?ムニャム」

暗視望遠鏡でターゲットの事務所を観察していると、PCを弄っている僕の嫁、ムシャーナが声をかけてきた。彼女とは言葉は通じないが、言いたいことはだいたい分かる。それがコミュニケーションの本質というものだろう。
(作戦)状況に何か不具合があったらしい。PCに眼を移すと、さっきまでなんともなかったジャミング(=通信妨害)のレヴェルが明らかに低下していた。敵が打ち返してきたのか・・・?

「ムシャーナ、ちょいと貸して。これはちょっと不味いよ。」

僕はキーボードを手に取り、急いでデータの更新に取り掛かる。すると、待っていたかのように、画面が突然、大量のタブを同時に開いた状態になり、完全に固まった。ダメだ、完全に向こう側に主導権が移ろうとしている。ムシャーナが書いたプログラムが目の前で為すすべもなく破壊され、僕は背に冷たいものを感じた。この感覚・・・そうだ、アフガンでムスリムのお祈りの時に感じた”あれ”に似ている・・・
・・・どうしてなんだ、アクセスの記録から逆探知をかけても、偽装アドレスをいくつも使って、しかも通信衛星を経由してハッキングした。足跡が残るはずがない。
僕たちに攻撃をしているプログラムは ”Nordwind” という名前。ドイツ語か・・・”北風”という意味だ。なんてこった、ターゲットの後ろにとんでもない情報屋がいるぞ!中佐に報せなきゃ!

「ムニャ・・・!?ムニャムニャ!!」

ムシャーナが突然、窓の外を指さした。眼を凝らしてよく見るときにはもう遅かった。ぶち割られたガラスの片が、僕たちに襲いかかってきた。


Re: Footsteps in the Night ( No.23 )
日時: 2015/02/24 21:21:17
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:ORNuBeSQ

・『Footsteps in the Night 』


ぶち割られたガラスの片と共に部屋に飛び込んできたのは、メガ進化をしたチルタリスだった。どうやら時代遅れのゴッドバードを使ってこの部屋に突撃してきたらしい。凄い威力だ、PCもオーディオ類も全部やられた・・・クソォ!

「きぃ貴様ぁ!?」

「あぁ〜なんだ、ホウエンのパンチラガールの”愛棒”にでも見えるってかァ、このイッシュ野郎!」

「な、なぜェこの場所が・・・!」

僕は尋ねた。敵の威圧からか、語勢が少し震えている。

「・・・お前ら、何でワイヤー切ってねぇーんだよ(笑) 暗視ゴーグル付けりゃーバレバレだっつうの。
地獄のリサイタルの開演だぜ、セイレーンもたまげる程のジルバを聞かせてやる!耳をかっぽじってよ〜く聞くこったなァ、フヒヒヒ・・・」





「ーーーこちらトライデント2、三階を制圧。ジャローダとミロカロスはスヤスヤと夢の中。トマスとムシャーナがいなければ、切腹せざるを得ない状況でした。またトライデント3(=ラグラージ)が瀕死。回収をお願いします。どうぞ。」

「こちらトライデント1。2へ、よくやった。二階で合流、ターゲットを包囲、殲滅する。
状況だが・・・非常にシビア、ハードな案件に追い込まれている。たった今、トマス、ムシャーナが交信を断絶。敵のジャミングか、もしくは新手の攻撃かと推測できる。おそらく後者だ。気を付けろ、俺の勘が正しければ・・・
・・・ん?無線にノイズが、2応答しろ、繰り返す、応答せよ。・・・
クソォ、通信がやられた。」

中佐は無線を切り、二階へ続く階段を見つめた。暗い部屋に灯るタバコの火・・・アフガンで鍛えた眼のおかげで、外の街灯の小さな明かりの片でも部屋の状況が十分に把握できる。おそらく、トマスとムシャーナはやられた。ラグラージも落ちて戦力は当初の半分。NSAが手配した、移送用のフワライドが到着するリミットは長くても六分弱・・・
不安げに中佐を見ると、彼はとても嬉しそうな表情を浮かべていた。まるで、クリスマス前にトイザらスへ足早に向かう少年の顔だ。

「・・・変わりませんね、中佐。クンドゥスの山岳地帯で、狂信者のガイキチ20人に包囲された時と同じ表情をしている。」

「フゥ、変わらんよ、変わるわけがない。だから俺は”まだ戦っている”。

・・・もう、三か月も前になるのか。懐かしいな。前の仕事(=アフガン)じゃ、ぶち込む相手が、声変わりもしていないクソガキか、のろまなジジイか、カブールの裏路地のフッカーぐらいだった。アイツらはこちらの”手”ばかりをうかがって、”攻め”てこない。張りがねぇんだよ。
だが、今回の仕事の相手は違う、コイツは張りがある。俺はこういうのを待っていたんだ。」

「中佐。
・・・俺たち・・・アフガンで”正しいこと”をしたんでしょうか・・・?」

ずっと前から、思っていたことを口にした。俺たちがアフガンに攻めていなければ、俺たちがイラクに攻めていなければ、今の世界はもっと穏やかだったのかもしれない。アホな俺でもそれくらいの”事”は分かる。俺たちはパンドラの箱を開けてしまった。

中佐は表情を少し曇らせて睨み、しばらくして、加えていたタバコを手に取り、俺の方へ近づけてきた。
ま、マズイ!根性焼きをいれられるのか!?

「・・・吸え、ダイケンキ。少しは落ち着くぞ。」

「え?中佐・・・」

不意を突かれた。ちゅ、中佐・・・

「良いから、吸え。」

「あ、はい・・・」

間接キスなんですけど・・・そんなつまらないことを考えながら、一口吸った。ラッキーストライク特有の渋さと、仄かな甘みが肺に広がる・・・喫煙はあまりしない。特殊部隊は何よりも肉体の維持を優先にする。

「”正しいこと”、か・・・・・そうだなァ、二十年近くM4とガバメント握っていて自分なりに行きついたことがある。

”正しいこと”と”良いこと”は全く違う次元の話だってことだ。


正しくて良いことがあれば天下泰平、何の問題もない。だが、現実的に考えれば、そんなことはありゃしない。間違っても良いこと、正しくても悪いこと、間違って悪いこと、そういうことの方が、この素晴らしきスキゾな社会にはフィードロットの肥えた肉牛ぐらい溢れに溢れてやがる。
問題は、戦いを始める口実として良かったかどうかだ。”正義”なのかどうかなんて犬に食わせておけばいい。俺たちが戦い続けられる糧は、そんな”不味い”ものではないだろう?俺たちのクソみたいな人生を捧げるに値する”味”(=価値)がこのイカれた社会にはある。”正義”は議論の肥しにはなるが、力は実にはっきりしている。俺たちが担うのは後者だ、前者は善良な市民様に任せればいい。そいつを忘れるな、ダイケンキ。俺たちは全知全能ではない、自分の身丈にあった役者を演じるのがプロってものだ。何でもかんでも知っている”振り”をする学者みたいなアマチュアとは”格”が違う。

さて、無駄話は終わりだ。今は仕事だ、そのデカイケツをあげろ。」

中佐は笑って吸殻を踏み潰し、M4アサルトライフルからハンドガンに持ち替えた。インドア(=室内)戦だ、銃身の長いライフルは至近距離、及び素早く敵に照準を合わせるには不向きすぎる。

「ヤー!中佐殿」

俺は彼のたくましい背中に敬礼をした。


Re: Footsteps in the Night ( No.24 )
日時: 2015/02/25 23:23:15
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:MS1w2Vbc

・『Footsteps in the Night 』


確保


改めて見ると、チルチルの言動、危ないですよね・・・・・書いていて楽しいですけど(笑)
Re: Footsteps in the Night ( No.25 )
日時: 2015/03/01 21:21:39
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:MS1w2Vbc

・『Footsteps in the Night 』


 起きてしまった事実と、すぐに克伏しなくてはならない、ホドモエシティにある家のローンよりも重い責任を両肩に乗せながら、マクナイトはようやく屋上まで辿りついた。設置されたフェンスのすぐ横には、フワライドが静かに待機している。
彼はフワライドに装備されている無線のアンテナを手慣れた手つきで立て、周波数をあっという間に合わせた。そして、司令部に繋がったことを証明するあの独特な音を聞くと、左腕のスントで時間を確認しながら、回線をオープンにした。

「こちらマクナイト。状況を報告。本日明時05:04、作戦は完全に失敗。悔しいがここで撤収する。どうぞ」


――こちら基地司令部。ご苦労だ、中佐。
加えて謝らねばならないことがある。手配したフワライドは重量は貴官で精一杯のようだ。気の毒だが・・・手元の彼らを今ここで捨てろ。厳しい選択であるのはこちらも承知している。


ザァーというノイズ交じりの言葉がマクナイトの耳に入るなり、彼の兵が持つある本能を刺激した。それは殺意だった。彼の度重なる戦いの最中で、無線越しに話すオペレーターに殺意を感じることはまれにあるが、この殺意は格別のものだった。


「お前の減らず口は、左右のタマタマで許してやる。だが、コイツらを侮辱したことを除いてだ。コイツらは俺の仲間だ。捨てるわけにはいかん。俺のソルティー・ドッグを舐めてみるまで分からのか?」


――マクナイト、繰り返す。それらは今、仲間ではない。ただの重りだ。すぐに破棄しろ。あとで即応部隊が回収してくれるから、心配するな。


「○ァッキュー!大概にしろ、このホモ蛆野郎ゥウ!フキヨセの変態どものオカマでも掘ってやがれ。」


マクナイトは無線機を握りつぶし、傍らの排水溝に捨てた。
俺はコイツらと戦い続けてきた。アフガンでもイラクでも、シリアでもクウェートでも。それを捨てるだと?ふざけるな、現場を知らないのもいい加減にしろ。俺はコイツらで戦わなきゃ意味がないんだ。
マクナイトは握りしめたモンスターボールたちを見つめながらそう思った。ボール内の透明なガラス越しの彼らは皆、酷く傷つき、瀕死の重傷である。クソ、早く医療チームの待つテントに向かわなければ・・・俺はこのクソったれどものトレーナーなんだ。国の親も、学校の教師も見放しちまったコイツらを、軍も見捨てりゃ、一体誰が面倒見れるっていうんだ?今の俺だけじゃないか・・・その責任だけが、人間を越えた海兵の心を支えた。

「行くんだ、フワライド。ルート66でお巡りを振り切るくらいのスピードを頼むぞ。」

心配そうにやりとりを見ていたフワライドの肩を彼は叩いた。時間も腕もとうに関節が外れている、畜生。





 二階から駆けてきた少ちゃんと三階で合流して、僕たちは屋上に上がった。敵の反撃に備え、慎重に重い扉を開け、一気に突入する。
夜明けの静けさ。ミアレの深い闇夜を駆け抜けた足音は過ぎ去り、もう陽が昇ろうとしていた。
屋上に吹き抜ける強いビル風は、僕の上着を羽ばたかせ、頬を突き、ふと隣を見ると少ちゃんのラティアスは心地よさそうな表情を浮かべて、のんきに風を感じている。
待ち伏せを読んでいたんだけど、敵の気配はなく、排水溝を見れば、無残にぐしゃぐしゃになったプラスチック製の無線機が捨てられており、どうやら敵はここから逃げ出したみたいだ。
恐らく、この業界で前をひた走ってきた強者なのだろう。そう、トップランナーほど、孤独な者はいない。走って、走って、走って、気が付けば、後ろで皆が楽しそうに語らいながら、とぼとぼとついて来ている。一人で走ることは時に快感だ。レート・バトルを考えれば良くわかる。でも、長く続ければ、飽き飽きとしてしまう。人間は、一人でいることになんと弱い動物なんだろう・・・司令部からの不愉快な問答に怒りを爆発させて、八つ当たりの対象になった無線機を見ながら、僕はそう思った。

「あそこです!中尉。」

スイクンは青く薄らぐ空の端を見上げた。そこには小さな黒点のようなものが浮かんで、こちらから遠ざかっている。双眼鏡が無いため、その姿はよくわからなかった。もしかしたら離陸したばかりの旅客機かも?

「ショーサ様!あれはさっき戦った敵です。」

「どうしてわかる?」と不思議そうに聞く少ちゃんに、彼女は「だってワタクシ、視力が4.0ありますから〜」と答える。ウラヤマシイもんだ。

「君の天然は振る舞いだけだと思っていたが、そこまでだったとは・・・まあいい。ラティアス、君の力をイッシュのヤンキーどもに存分に堪能させてやれ!」

「ヤボールゥ!」

キリっと真面目な表情になったラティアスは、彼女の十八番技――”流星群”を点に浴びせる。重く暗くなる空と、惜しみなく降り注ぐ幾千の隕石たち・・・しばらくして、見事な美しさを描きながら、それに直撃した。

「ナイスショットだ、ラティアス。君は我が大隊が誇る優秀な兵士だ。」

少ちゃんはそう褒め、彼女の頭を優しくナデナデしてやった。ラティアスも頬を紅潮に染めて嬉しそうだ。

「ありがとうございます〜♪ショーサ様ぁ〜もっと撫でてください」

ふと、僕はおかしいことに気が付いた。あれ、あの流星群・・・段々とこっちに向かってきてないか!?僕は浮かれている少ちゃんの袖を引っ張って、視線をラティアスから空に促す。見上げた少ちゃんの表情はすぐに変わり、状況の推移にようやく気付いたみたいだった。

「ん・・・?ちょっと待て。あの流星群・・・こっちに向かってきてないか?もしかして、ラティアス・・・私たちがいるこの射線上へ降らせたのか?」

「ヤー!狙うために私を原点にしました!」

ハキハキと彼女は答える。ちょっと待てェ!!

「・・・ということは君に向かってくる、ということか。」

「ヤー!あ・・・やっちゃいました彡☆」

「コラァアアアアア!!」


――その時、おびただしい数の流星群が、少ちゃんの事務所に降り注いだ。





ミアレシティ メディオプラザ UCIA カロス支部


「・・・以上が状況報告です、ボス。」

パトリシアは本国に所在を置くイッシュ・中央情報局本部に電話をかけていた。

――ご苦労、パト。
ああ、クリス。コーヒーを組んどいてくれ、四つだ。そのうちの一つは、砂糖とミルクはシュナイダーのパンケーキが焼けるくらいぶち込めよ

「ボスぅー、去年の診断で血糖値はどうでしたか?」

ボスであるケヴィン・ショアはかなりの甘党であり、局内では朝からメープルシロップを一瓶飲まないと、彼は動かないという噂があるくらいだ。

――何だと、君はいつから私の主治医になった?・・・はいはい、気をつけるよ、健康は何よりも価値があることは分かっている。
そういや、面白い情報が入ってな、パト。一昨日、NSA長官と大統領補佐官が舎弟をぎょうさん連れて、サンヨウシティのレストランで昼食会を開いたそうだ。

「あら、でもメニューよりも先に、今後の政府政策における線引きの方が早く決まったんでしょうね。」

彼女の皮肉にケヴィンは苦笑しながら

――そうだ、NSAの連中たちはもうカンカンさ。食前のモンラッシュのボトルを半分も開けていないのに、顔面がクリムガン並に真っ赤になっていた。笑えるよな。

スピーカー越しに堪えたような含み笑いが聞える。


「最高じゃないですか。連中・・・誰を相手にしていたんでしょう。フフフ・・・」

――まったくだ。身の程を知るためには多額の経験を支払わねばならない。ガキの教育じゃあるまいし、恐れ入るよ。
さて、無駄話はこれくらいにしよう。我々にはやることがたくさんありすぎる。それに、あいつらの尻拭い――これから、実はNSAの副長官とここ(本部)で会合なんだ。カロスの諜報機関に恩を売った手形を裏書譲渡してやらんとな。加えて、こっぴどくシメてやるから期待しといてくれ。
経済的な保障に関しては、ターゲットの当座預金にドルを回せ。天下のイッシュ様がケチだと思われたくない。名義はそうだな・・・“ハンニバル・レクター”とでも書いてやれ、下半身も震えあがるぞ。それに、この件の口外は無用と添えるんだ。
じゃあな、パト。

「了解。」

パトリシアは通信が切れたのを確認してから、すぐに電話帳から彼の名前にダイヤルを変える。

「ハーイ!エシュロン。あなたにお願いがあるんだけど、いいかしら?」


―END―
Re: ( ★ 〜 ★ )ゝ ビシッ!! ( No.26 )
日時: 2015/03/14 12:12:04
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:ESudBfOA

Number2

Vs さばねこさん&しゅんさん


 「・・・・・昨年に比べて肺活量が四十ポイント低下していますね、あと消化器官系にも――」

軍医はカルテを見ながらしかめた面で私に言った。私はそれを聞き、苦笑する。すると、軍医のしかめ面は一層深まった。

「笑い事ではありませんよ、少佐さん。貴官、このままでは四十過ぎまでの生存は保証できません。これから日々の生活について質問をします。正直に答えてください。
お酒は?」
「そんなに飲まないですね、下戸なもので。寝つきが悪いときには頼ります。」
「コーヒー、その他のカフェイン料は?」
「喉が渇けば飲みます。」
「・・・・・
睡眠時間は一日にどれくらいですか?」
「大体、六時間強・・・うーん、そんなものですかね」
「一日の食事の回数は?」
「二食を心がけています。三食とるようになったのは明治維新以降の生活史ですね、現代を絶対視しないように、自分の生活指針にしています。」
「喫煙について、一日にどれくらい吸われていますか?」
「ひと箱はあけますね、あれがないと頭が働かない。作家の職業病ですよ」
「大体わかりました、まず――」

軍医はあーだこーだと私に健康的な生活を奨める。顎の下の無精ひげを撫でながら、私は思った。
私の家系は父も母も兄も皆、なぜか病院が嫌いだった。ベッドで死ぬなら、畳の上で死にたいのが口癖の、この福祉健康社会では珍しい絶滅危惧種な人種である。人間として死にたい、私も同意する。どうせ、死ぬのなら人間らしい死に方がしたい。管やチューブと電子機器で武装したまま、薬の副作用でもがき苦しむ生き方など、想像しただけでも寒気が走る。そんなイカれた生など、こちらから願い下げだ。

「『人の一生はその死にざまに顕著に表れる。自我を肥大し、他者を妬み恨み、後悔に溺れ、悲嘆にくれながら最後を迎えるものと、周囲に笑顔と感謝の言葉を残して、この世を去るものと・・・』」
「・・・?急にどうしたんですか、少佐さん」
「ああ、いやいや。パスカルの『パンセ』の一節です。
どういう意味か分かりますか?」
「・・・・・」

さっきまで、饒舌にしゃべっていた軍医は沈黙した。フゥーン、やはり理系人間というのは他分野への思考の融通が利かないようだ。まあ、パスカルは理系の人間でもあるけど。

「パスカルが言いたかったのは・・・長く生きるのではなく、良く生きよというメッセージですね、軍医さん。私もパスカルの言葉を信じて、良く生きてみようと思います。」
「哲学の話をしていません、話をはぐらかさないでください少佐さん!このままでは貴官は・・・」
「別に、はぐらかしてませんよ、私は詭弁論者ではないです。哲学ほど、人生について、生き方について、深い考察を残している学問はないと思います。先人たちの智慧です、見逃す手はない。
あなた方は科学で証明された医学という客観的な真理を、私たち患者に提供してくれる。しかし、すべてがすべて有意とは限りません。生と死は自然(=ピュシス)の両極端なのですから、人工(=ノモス)と対立するのは至極当然なわけでして・・・・・」





眼が覚めた。
・・・どうやら、夢を見ていたようだ。夢の中にまで軍医やら哲学が出てくるとは。相当お疲れのようらしい、身体と違って頭は正直者である。
夢とは、現実に体験したことの反復であり、無意識の顕在である、フロイトは『夢判断』という本でそんなことを書いていたが、なるほどな、と思う。確かに、私がギリシャ語をペラペラしゃべっている夢は見たことがないし、私が女になった夢も見たことがない。この夢にも何らかのメッセージがあるのだろう。
枕元のスマートフォンを手に取り、時間を確認する、と、むむ、無線(=ライン)が入っているじゃないか。良くみると、それは見慣れた戦友からのものだった。



不思議な男だ・・・リョクはいつも思う。
待ち合わせの場所に指定したカフェ・雑茶の前には、既にさばねことしゅんが待機していた。

「少佐さん・・・遅いですね。今度遅刻したら、罰ゲームで猫缶を実際に食べさせてみるのはどうでしょうかね?」

チーム・ランフリ勢のリーダー、さばねこが手元のまたたびを弄りながら笑い、そういった。つられて、リョクもしゅんも苦笑する。

「いやいやぁ〜すみません。お待たせしてしまったみたいで!」

遠くの方から六匹のポケモンたちを引き連れたスキンヘッドの男が、手を振りながら近づいてくる。チーム・ランフリ勢一の問題児の少佐だ。黒のタートルネックに革ジャンとなかなかちょいブルな格好である。以前、どうしてタートルネックを愛用しているのかと聞いたら、あまり洗濯しなくて済むからだと返ってきた。軍人のように肩幅が広いのだから、Yシャツの方が似合うのに、とリョクはいつも思う。

「もー、少佐さん!待ちましたよ!まったく、遅刻する癖、いい加減直してくださいよ」
「ヤボール、心しておきます」

そういいながら、彼は悪びれるようにツルツルの頭をなでる。

「・・・少佐さんも無事に来たことだし、そろそろ始めちゃいましょうか。
どうも僕のクーたんが、我慢の限界のようらしい」

チーム・ランフリ勢で最強を誇るサブリーダー、しゅんがカフェ・雑茶の扉を勢いよく開けた。

戦いの幕が上がる。マルチバトルという、ポケモンバトルで最も滾る戦いが。


Re: Vs さばねこさん&しゅんさんん!! ( No.27 )
日時: 2015/03/16 16:16:22
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:tRDwXSu.

Number2

Vs さばねこさん&しゅんさん――Introduction


 少佐「ヤーヤーヤー、読者諸君。春の息吹が感じられる今日この頃・・・今宵のマルチ戦を彩る私の可愛い戦友たちを紹介しよう。
私の愛しい抱き枕、君がいない夜は眠れな〜い、ミロカロスだ。」フフッ

ミロ「ミ、ミロカロスです(汗)もう、少佐に注意する気力もなくしました。よろしくお願いします
(ヴァカ・・・///)」ペコリ

少佐「(ミロのヤツ、照れてる・・・ウヒャーア!かぁ可愛い・・・ゴクッ 今夜は張り切って(※以下、自主規制))

フーフン〜 今日も一段と綺麗だなァ。頑張ってくれ!
さてさて、お次は久々の登板、春の暑い陽気になんて負けにゃい!心も身体もピュア☆ホワイト、ユキメノコだ!」チラ

メノコ「こ、こんばんわです。ゆ、ユキメノコです(汗) 今夜も少佐殿の勝利のために全力で戦いますゥ!」ケイレイ ゝ

少佐「よしよし、良い子だ。あんまり熱くなりすぎて溶けちゃダメだぞ(笑)
尺の関係でお次で最後(笑) ローゼンベルク大隊が誇る中二病患者。彼女の紅蓮の炎はすべてを焼き尽くす・・・シャンデラだ(笑)」ッハハ

シャンデラ「アタシはシャンデラ。タルタロスから来た、キング・ハデスのry」アリャ?

少佐「しゃ、尺がないんだ、シャンデラ!カット!カット!割愛!

・・・・・まったく、ウチの大隊戦友諸君は、どうして一癖も二癖もあるのだろうか(哲学?)」ウーン

リョク&レントラー&カポ(シャンさん?)&満田(どの口が言っているのだろう・・・?)^^;エート?


〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜 〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜


少佐「さーてェ、ムウマージ。敵交戦勢力の確認ンン。」チラット?

ムウマージ「ヤボール!読み上げます。

・さばねこさん
ユキノオー
カエンジシ
カメックス
ローブシン
ギルガルド
チルタリス

・しゅんさん
ズルズキン
ユキノオー
ファイアロー
クチート
W(=タングステン)フォルムロトム
ガブリアス

・・・以上です、少佐。(なんか久しぶりのフレンド対戦!ウキウキしちゃいますよね、少佐〜)」ウフフッ

ミロ「(これはイケる!私のターンじゃないの!)・・・全体的に、私が刺さっていますよね?少佐。クチートのいかくが初手に入れば勝気発動で無双できますし・・・」ヨシ!カツヤクデキルb

少佐@満面の笑み「まあまあ、そう急くなよ、ミロ〜だから君はイク(※意味深長)のが早いんだ(笑)」ハハハッ

ミロ「っ!!? ヴァ、ヴァカァア(汗)!!? なななァ何を言っているんですかぁ!!
(シィー!)」アタフタアタフタ///

少佐「〜♪」ルールルルー

メノコ&シャンデラ&リョク(?)

少佐@推理中「・・・ほうほう。やっこさん、ユキノオーさんがかぶっているな。
友軍のリョクちゃんのptは『威嚇パ』。編成はクチート、ギャラ、ウィンディ、満田、レントラー、カポ(シャンさん)、か・・・(笑)

敵のpt編成上、ユキノオーが飛んでくる可能性が非常に高い。(※注意!ユキノオーは空を飛ぶを覚えません)
もし、そうなれば、こちらのメノコが有利な動きができるフィールドになーる。
だがしかしィ!厄介なのが、ガルドと、アロー、クチートだ。先手後手がはっきり言って関係ないからな、このポケモンたちには。これはリョクちゃんに任せよう(笑)
中二ちゃんはスカーフ持ちだし、ガブやチルチルが来ても十分迎撃ができる。これは私たちの仕事だな。
初手は・・・様子見のミロ。やっこさんがユキノオーを戦線に投入してくれると読んでメノコ、後は野となれ、山となれ(笑) 中二ちゃん。よしっ、コイツで出撃しよう。

では、ムウマージ、よろしく頼んだ!」チーラ

ムウマージ「ヤボール、ローゼンベルク大隊・・・とチーム・リョクさん!エンゲージィ!!」イッテラッシャイー!b

少佐@教師(おお・・・今回はちゃんと言えたじゃないか、よくできましたァぁぁ→あ↑あ↑あ!!)




ーーーさばねことしゅんが勝負をしかけてきた!!


Re: Vs さばねこさん&しゅんさんん!! ( No.28 )
日時: 2015/03/27 21:21:21
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:/SQtwlpc

Number2

Vs さばねこさん&しゅんさん――前半戦

戦闘BGMは Hellsing:One Million Bullets を脳内再生でお願いします(笑)



少佐「こんこん〜さばねこさん!しゅんさん!今宵のマルチバトル・・・」ンン?

さば@若本ボイス「・・・・・我に求めよ。さらば汝に諸々の国を嗣業として与え地の果てを汝の物として与えん。

汝、黒鉄の杖をもて彼らを打ち破り、陶工の器物のごとくに打ち砕かんと。

されば汝ら諸々の王よさとかれ、地の審判人よ教えを受けよ。

恐れをもて主につかえ、おののきをもて喜べ。

子に接吻せよ。恐らくは彼は怒りを放ち、汝ら途に滅びん。その怒りは速やかに燃ゆベければ。

全て彼により頼む者は幸いなり ・・・眼前に敵を前にして何がマルチバトルだ、ポケモンバトルだ。一撃をもってすべてを一切合財、決着をつける・・・」ブツブツ・・・

リョク@旦那「そうでなくては!そうでなくては!さあっ!やろうぜ、ジューダスプリースト(=ユダの神父?)!!」ガツガツ!

さば@神父「フッハハッハハ!この前のようにはいかないぞ、ヴァンパイア(?)!」フハハハ!!


少佐@本家「・・・・・『雑談(ポケモンの)したい』の前で集った私たちは、今こうして雑談チャットの前で再会した。

ドイツ第三帝国 第百七十一教導化ポケモン歩兵大隊――ローゼンベルク大隊。残存兵力、3名。

サーバ・カトリック・グンマー教皇庁 第十次ポケモン十字軍。残存兵力、3名。

ミアレシティのリョクちゃん。残存兵力・・・三名。



・・・かくして役者は全員演壇へと登り、暁の惨劇は幕を上げる・・・」マジマジ

しゅん「 ・ ・ ・ な に こ れ ( 汗 ) 」 エート


ーーーさばねこはギルガルド、しゅんはユキノオーをくりだした。

霰が降り始める。

いけっ!ミロカロス!レントラー!

威嚇でユキノオーとガルドのAダウン。



少佐「ヤーヤーヤー。おいでになったのは、ユキノオーとギルガルド・・・か。読み通りではないが、ユキノオーが来るのはおおよそ把握していた。私のミロはチョッキの持ち出し、ギガドレインやシャドボなどへでもなーい。
ここは様子見のミラコorキングシールド読みのドラゴンテールを撃つのがよさそうだが、どうしますかな?リョクちゃん?」

リョク「そうですね、少佐さん。
・・・ってなんで”ちゃん”付けなんですか!?」チョ チョット!!///

少佐「え?いやー”さん”付けも何だか味気ないですし、もう”ちゃん”でいいじゃいのかな〜と思いまして、フフフッ(笑)」ニアニア

リョク「す、すきにしてください(ヴァ、ヴァカ・・・)」///

少佐@鈍感「・・・?」ン?


【1ターン目】


ーーー敵ユキノオーの吹雪!



少佐「・・・えぇ!?はぁ速い!?ウチのミロはCSぶっぱなのに・・・まさかァア(汗)」ザワザワザワ

リョク「・・・す、スカーフ!ま、まあ、レントラーなら大丈・・・」ンン?



・・・ミロカロスとレントラーは凍ってしまった(笑)


リョク「」(´・ω・`)

しゅん「・・・フハハハハハハハッハハハアアハ!!」

さば「  な  に  こ  れ  ヒ  ド  イ  」(;‘∀‘)ウワァ・・・


少佐(ミロ・・・凍ってる・・・ウヒャ・・・)ゴクッ ← バトルに集中していない(笑)


・・・レントラー&ミロは凍って動けない!


ーーー敵ガルド、ブレードフォルムにチェンジ!
ガルドのシャドーボール!!

レントラーに七割方ダメージ。 ガルド、命の玉でHPが少し削れる。

霰でレントラー&ミロ、敵ガルドにちょびっとダメージ。


少佐「・・・あ、あのリョクちゃん・・・」チラッチラッ

リョク@インテグラ「・・・・・

・・・起きなさい、レントラー。オーダーよ!オーダー!サーチ&デストロイ!サーチ&デストロイ!命令したわよ、従僕。目の前の敵を押しつぶし、粉砕しなさい!!」

レントラー@凍結中「」ピクッ!


【2ターン目】


ーーーしゅんはユキノオーをひっこめた。しゅんはWロトムをくりだした。


しゅん「ふぇえ、このまま押し切るのはダメージ的に無理だよ。敵が動けない今のうちに交代交t・・・」ンン?


・・・レントラー、氷が解ける(笑)


レントラー@根性「・・・ウォオオオオオ!!!!」ファアアアア!!!!


・・・レントラーの馬鹿力! Wロトムに四割ほどダメージ。レントラーのA、Bダウン。


ーーー敵ガルドの剣の舞! ガルドのA上昇。


ミロ(う、動かない・・・くっ、クソォオオオオ!!)ジタバタジタバタ


・・・ミロ、凍って動けない(笑)


霰でレントラー&ミロ、敵ガルド&Wロトムにちょびっとダメージ。


少佐@喫煙ナウ(笑)「フゥー・・・私の可愛い抱き枕は凍ったまま、かァ・・・フフッ(汗)」マイッタナァ・・・

リョク@激オコ「しょ、少佐さんん!何ィのんびりしているんですかァ!!押されているんですよ、何とかしないといけ・・・」プンプン!!

少佐「いやいや、のんびりなんかしてませんよ。確かに状況はひじょーにシビア、しかし、凍るも一興、倒されるも一興。」フフッ

リョク「・・・?」エ・・・?

少佐「”状況を見るな、兵(=人)を見ろ”ということです。士官学校で耳にタコができるほど聞かされた言葉でしてね。
ところで、リョクちゃん。麻雀ってやったことありますかな?」フゥー

リョク「な、名前とルールだけなら・・・(何を言っているんだろうこの人・・・?)」ワカラナイ

少佐「麻雀というゲームは、自分の手牌を揃えるゲームですね。しかし、だからといって自分の手牌ばっかりを見て一喜一憂しないのが勝つための鉄則です。
・・・どうしてだと思います?」フゥー?

リョク@考え中「・・・・・

顔に出るから・・・ですか?

・・・あ、そうか!そういうことですか!顔に出れば、こちらの動向が相手に”読まれる”から・・・?」ナルホド

少佐「ヤー、そういうことです。あんまり感情的に戦ってはいけませんよ。本当の勝負というのは、相手と顔を突き合わせて、眼で耳で鼻で卓の雰囲気を読み取ってするものです。
それが麻雀であれ、コントラクトブリッジであれ、マルチバトルであれ、条件は皆同じ。見るべきは・・・”人”です。相手の表情、目線、息づかいや発言の変化。そういうのを見て、相手の狙いを、次手を読む。そうすれば、おのずと状況の方がこちらに傾いてくるもんです。
まあ、私の言うことですから、あんまりあてにしないでくださいね。軍人の戯言です(笑)」ハハハッ

リョク「・・・・・少佐さん。」


【3ターン目】


しゅん「とりあえず、さばねこさん。リョクさんから落としましょうか。少佐さんのポケモンは両端攻撃技をあまり持っていないので、孤立されば勝てます。
僕がレントラーをヤるので、隣のミロをよろしくお願いします。」チラッ

さば「あ、はい。任せておいてくださいな」ニャー!b


ーーー敵Wロトムのボルトチェンジ! レントラー、撃墜。


レントラー「す、すまない・・・マスター・・・どうやらここまでのぉぉ・・・」ガクッ↓

リョク「・・・お疲れ様、レグルス(=レントラーのNN)。
・・・ごめんね」ナデナデ


ーーーしゅんはユキノオーをくりだした。

敵ガルドのシャドーボール! ミロに三割ほどダメージ。


さば&ガルド「えぇい・・・先制技が打てた!?」オット・・・?

少佐「・・・さてェー、反撃だ。ミロ!今まで受けた攻撃と鬱憤をすべて晴らすのだァアアア!」イケェエエ!!

ミロ「やぁ、ヤボールゥ!!」パキーン!!


ミロ、(小声:ようやく、)氷が解ける。
ミロカロスのミラーコート! ・・・敵ガルド、撃墜(笑)


リョク「ここでミラコを撃てる・・・なんて(汗)
なんて自覚のあるミロカロス・・・!」スゴイヤ

少佐@上機嫌「ナイスショットだ、ミロォー♪」ルルル〜


霰でミロ、ちょびっとダメージ。


【4ターン目】


さばねこはチルタリス、リョクはカポエラーをくりだした。


ーーー敵チルタリス、メガ進化。

カポエラーの猫だまし! メガチル、ひるんで動けない。

ーーー敵ユキノオーのギガドレイン! ミロ、撃墜(笑)


ミロ@うらめしや(笑)「くぅぅう・・・・・!お、お覚えておきなさぁ・・・いぃぃ。」ガクッ

少佐@満面の笑み「(流石に耐えられないか。霰のダメージが少々きつかったなァ・・・)
・・・任務ご苦労、ミロカロス。君は十分な働きをしてくれた。
後は、”夜の実包訓練”だ(笑)今夜の口径は少々大きいぞ(意味深長)布団でも敷いて待っていな・・・」ンン?

憲兵中佐@久しぶりの登場(笑)「・・・おい、少佐。今、なんて言った?」ジィー?(。-`ω´・) y──────────────────────────~~~

少佐「っ!!?あ、あいあやいや、なななんでもございません(汗)
(・・・なんでお前がここにいるんだ、憲兵野郎っ!!)」○ァーーク!! 

さば「私が呼びました(笑)」テヘ///

リョク「・・・?」





ムウマージ「一進一退の戦局の中、はたして少佐とリョクさんは勝利を勝ち取れるのかァ!?
後半へ続きます(笑)」ケイレイ!





Re: Vs さばねこさん&しゅんさんん!! ( No.29 )
日時: 2015/04/17 22:22:22
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:GgxO6Sa2

Number2

Vs さばねこさん&しゅんさん――中盤戦


 ずっと暗い中で生きてきた。


5年前、めざめの石をうっかり触ってしまってから、私の人生は大きく変わった。

父は厳しいプロイセンの軍人で、母から授かった夢特性を十分に生かすため、私をオニゴーリへ進むようにいつも言っていた。
でも、私は父のいいつけを守らずにユキメノコに進化してしまった。その日から父は私に強く当たるようになり、時には暴力も振るわれた。

父から逃げるべく、十八歳の時、私は士官学校へ進み、軍営に入って家には戻らなかった。
軍営でも私は周囲にうまく溶け込まれなかった。もともと内気な私は、父の暴力や教官のプレッシャーでさらに心をふさぎ込み、人やポケモンとなるべく触れ合おうとしなかった。今思えば、軽い対人恐怖症だと思う。そして・・・孤立した。
孤独から逃げるべく、私は必死に勉強して二十歳手前に衛生兵の資格を取り、上等兵の階級を手に入れて、配属を希望する三つの部隊の面接を受けた。これに受からなければ予備役に編入され、軍務をとかれ、無職となる。

配属を希望したのは、グロース・ドイチュラント戦車大隊、シーラッハ工兵大隊。そして・・・ローゼンベルク歩兵大隊。

面接会場はベルリンの国防軍総司令部にある三階の部屋で、三人の大隊指揮官が待っていた。私は緊張のあまり、しどろもどろな受け答えしかできず、将校もうんざりした表情を終始浮かべていた。
私は落ちた、と感じた。

面接が終わり、落ち込みながらとぼとぼと長い廊下を歩いていると、背後から声をかけられた。

振り返ってみると、スキンヘッドの将校で少佐の肩章を下げている。確か・・・面接の部屋にいた将校だ。私は驚いて敬礼しようとしたが、将校の右手に静止を促された。



「・・・その歳で、上等兵とはなかなか優秀みたいだな、ユキメノコ。」

総司令部にある食堂で、私はその将校にアイスコーヒーをごちそうになっていた。将校は長身でやせ気味、眼の下のくまがひどく、顎の下に無精ひげがぼうぼう伸びていた。軍人・・・というよりも、本がまったく売れない作家のような風貌の人だった。

「そ、そんなことないですよ。衛生兵の資格を取ればだれでもなれますし・・・私なんて・・・」

「あんまり自分を卑下しない方が良い。強気でいた方が戦場では長生きする。あそこで弱さは命取りになるからな。」

将校はそういいながらココアを美味しそうに一口すすった。

「ところで、君の面接だが・・・」

「・・・あ、はい。覚悟はしております。・・・不適応ですよね?」

私がそういうと将校は眼を丸くして、しばらくしてから笑みを浮かべ

「ヴァカ言うな、君は採用だぞ。明日からバイエルンの大隊司令部に来い。ちょうど衛生兵が欲しかったところなんだ。」

私は驚いた。どうしてだ?私のようなコミュニケーションがまともに取れない兵隊をどうして・・・?

「ど、どどどうしてなんですか?私のような・・・」

「”私のような”・・・というのは、よっぽど自分の事を理解している、知っているような口ぶりだな、ユキメノコ。
そういや、君は、フランスの精神分析家、J・ラカンを知っているかな?」

「・・・い、いいえ。し、知りません。」

「読んだ方が良い、できればドイツ語ではなくフランス語の原文で。
彼の主な主張に『主体はシニフィアン(=意味する言葉)を用いて代表象する。』というものがある。これは”人であるとはどういうことか”という問いに対する理論だ。
私たちは”言葉”というものを使って、読み書き含めあらゆる言語活動を、コミュニケーションを営んでいる。それは、人間と動物の境であり、特権だ。
しかし、それは危うい空間であり、暴力を潜行させる。コミュニケーションの本質は、直接的なものではなく、ただのシニフィアンを通して自分を代表象しているだけ。つまり、言葉を通して”私”は成り立っているという事実がここで見出される。」

私は彼が何を言っているのかよくわからなかった。だけど・・・自分が知らない新しい地平を彼を通して見えるような気がして、何だか楽しかった。私の生を覆っていた黒い霧が晴れて、今、立っている地面が良く見えるような・・・

「君は自分の事を良く理解しているという。私は大間違いだと思うな。
なぜならば、君は君自身の自我は”君自身”の中にいると主張しているからだ。これはいただけない。」

「え、えーと・・・どうしてなんでしょうか?私は私自身のことを理解している。それは普通なのでは・・・」

私がそういうと将校はまた、不気味な笑みを浮かべて首を振った。

「私が”私”自身を規定してしまっては、それは分裂症者だよ。なぜならば、彼は自分が王だと言っているのと同じだからね。
それに、君を見ている”君”は、それを見ている””君””に見られているということになる。そして、その””君””を見ている”””君”””が存在し・・・この前提は無限に発散する・・・」

「・・・・・自我は自分の家の主人ではない・・・?」

「ほうほう、そういうことだな。なんだ、物わかりがいいじゃないか。バンギにこの話をしてやったら、完全に理解するまで半年はかかったぞ、ハッハハ。」

「あ、あのぅ・・・大隊指揮官殿。もしですよ、もしその理論が正しいとすれば・・・”私”っていったいどこにいるんでしょうか?私の中にいないとすれば・・・」

「・・・『私とは他者であり、他者とは私である。』」

――瞬間、今まで信じていた常識が音を立てて壊れたような気がした。

「幼児は寸断された身体像しか持ちえず、外的な鏡(=虚)像に同一化することで自己の統一性を獲得する。主体は欠如を抱えて立ち上がるわけだ。そうやって成長するにつれて、主体は他者の中に”あるべき”自己を発見し、自己自身に成る。
人が人であること・・・構成されるプロセスとはそういうことなのだ。自己の統一性は幼児であれ、大人であれ、内部ではなく、外部に委ねられている。
自分探しや、自分とは何か?なんて問うことはナンセンスだ、そんなものどこにも存在しないし、君は君自身のことを現によくわかっていないではないか。もっと詳しく言及すれば・・・

・・・おっと、そろそろ時間だ。あんまり油を売ってては、ジャローダに怒られる。
明日の9:00頃にまた会おう、ユキメノコ・シュネー上等兵。」

将校はココアを飲み干し、立ち上がった。私も少し遅れて立ち上がる。

「あ、あのう、大隊指揮官殿!今日は勉強になるお話をありがとうございました。わ、わぁ私・・・今まで自分は本当にダメなポケモンだと思っていました。でも、今日、お話してみて、何だか自信が湧いてきました。あ、ありがとうございます!」

早口でそう言いながら、私は頭を下げた。

今まで、私は自分から人との交流を断ち、自分の中しか見ていなかった。人を見ようとしていなかった。これは(=孤独)は私が招いた運命だ。私が解決させなくちゃいけない。

そんな大切なことをこの人は教えてくれた。

「大隊指揮官は言いづらいだろう?少佐でいいよ。
あと、これはどーでもいいことだが・・・もっとはっちゃけた方が良いと思う。”可愛い”のに勿体ないぞ、メノコ。」

「・・・ひゃ、ひゃわぁっ!!?」

頬に熱を帯びるのが自分でもわかった。私は初めて人やポケモンに自分の身なりを褒められた。
紅潮した私を置いて、彼は上着を羽織って去って行った。







Re: Vs さばねこさん&しゅんさんん!! ( No.30 )
日時: 2015/04/17 22:22:44
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:GgxO6Sa2

Number2

Vs さばねこさん&しゅんさん――後半戦

【セミネールW 欺かれぬ者たちは哲学の名にさまよう。】


ゆけっ! ユキメノコ!


少佐「・・・さて、状況を確認。こちら少佐&リョクちゃん側、戦果は敵ガルドを撃墜、Wロトム中破、以上。
対して、さばにゃんこ&しゅんさん側、戦果はレグルスと私の可愛い抱き枕を撃墜。
少々押され気味であーる(汗)
しかしィ!そんなの関係ない。メノコォ、張り切っていけいっ!」フフッ

メノコ「(ひゃわ・・・どうしよう、少佐殿に期待されてる・・・頑張らないと!)
や、ヤボール!」ケイレイ///


【6ターン目】

ーーーしゅんはユキノオーを引っ込めた。しゅんはクーたん(=クチート)をくりだした。

・・・クーたんのいかくで味方のAがダウン

カポエラーのワイドガード!カポエラーは味方のワイドを守っている。

「」

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

とちほ

Re: Vs さばねこさん&しゅんさんん!! ( No.31 )
日時: 2015/05/11 19:19:11
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:bieyaI/I

Number2

Vs さばねこさん&しゅんさん



 戦いが終わってから、私たちは行きつけのラーメン屋、『ksx2亭』に向かった。ここはランフリ勢に所属しているksksさんが経営する店で、私たちはタダで美味いシンオウ・味噌ラーメンを頂ける。やっぱり、バトルの”しめ”はラーメンに限る・・・深夜帯ではあるが(笑)

「・・・交代が多すぎましたね、たぶん敗因はそれだよ。」

ランフリ勢最強の副隊長、しゅんさんがいつものように自分の戦いの一人反省会をしている。彼が強いのはたぶんそれに依っている。

とちほ

Re: メノコ「あのぅ、少佐殿。前作が終わっていませんが・・・(汗)」 ( No.32 )
日時: 2015/08/29 20:20:02
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:ChN1.IVM

【観覧注意!!】 納涼企画 第二回ローゼンベルク大隊怪談大会


(1/2)


 ―――「一切の現実とは幻だ」と幻想怪奇小説家の夢野久作は言う。そんな夢想を聞いて少し笑う。
しかし、その間、怪異なるものも私のその反応を見てすぐ傍で微笑んでいる。





メノコ「・・・これは私の友人のBさんのお話です。
吹く風が肌寒い秋風に変わり、夏もそろそろ終わりを告げるある日。Bさんは怪談本を部屋で読んでいました。窓は開けっ放しで、遠くに見える夕陽が街をオレンジ色に染め、何とも言えない景色をつくっていました。
読了後、『まあまあ面白かったなぁ〜』と独り言をつぶやき、眼を休ませようと遠くの街を見ました。

窓の外に、白いワンピースを着た女が立ってこちらを見つめていました。そして一言。
『もう一話あるよ』
・・・以来、Bさんは毎夜毎夜、謎の金縛りに悩まされるようになったそうです・・・以上です。」フフッ


リョク「こ、怖いぃ・・・(確信)」ガタガタガタ

エシュロン(や、ヤヴァイよ。トイレいけないよ・・・)ウワァアア・・・

エーフィ「こわ(ry

少佐「ギャアアアアアアー!!」オサワリ?

さばねこ「・・・ひゃあっ!?どこ触ってるんですかァ!少佐さん!!」メッ!


ーーーさばねこのアクアテール!!(?)


少佐「ナァ、ナフサァアアアアッ!!?」ェエェエ!?



Now Loading・・・・・



メノコ「え、えーと皆さん、こんばんわ。昨年に続き、今年も開催されることになりました、怪談大会。僭越ながら、今年も司会進行役を務めさせていただきます、ユキメノコです。よ、よろしくお願いします」ペコリ

少佐「ヒューヒュー!良いぞーメノコォ!もうっ初っ端から”わくわく”と”ドキドキ”がノーストップだよ、ハハハッ!
(うひょー!!今年は水色の浴衣かァ・・・白い肌とベストマッチして(※以下、自主規制))」ゴクッ

メノコ「しょ、少佐殿!そんなに褒められると、と、溶けちゃいそうですゥ・・・」ヒャワァ///

エシュロン「www まったくー少ちゃんの”わくわく”と”ドキドキ”は、下半身に限ったことじゃないのかなw」ハハッ

少佐@図星「こ、こりゃ!エシュロン!イランことを言わないの!」ミッフィー!

メノコ「えっ、えーと(汗)
あ、そうだ。今年は豪華なスペシャル・ゲストの皆さんを御招待しています。リョクさんとエシュロンさん、さばねこさんです」888

リョク&エシュロン&さば「「「よろしくお願いします〜」」」

少佐「さてさて、お次の話者は誰かな?」チラッチラッ

エシュロン「僕だよ、少ちゃん。これはね、僕が海軍の士官学校生の時に実際に体験した恐〜い話です。
」とちほ?




さばねこ「うーんn、怖い話ですか。私自身、怖い話と言ってもゲッコウガが 大 事 な 局 面 でダストシュートを二回連続外すとか、そんなことぐらいですかな。」

リョク(・・・違う意味で怖い)ブルブル

さばねこ「あ、そうだ!少佐さんの怖い話(※意味深長)は知ってますよ。たとえば、執筆がはかどらない時は大声で『おおかみこどもの雨と雪』のエンディングを歌いながら事務所内を走り回るとか(笑)
今年の夏も”何かやらかした”みたいですね・・・」フフッ

リョク「・・・?何したんですか、少佐さん。」

少佐「あーいや、たいしたことではないですよ(笑)サザナミ浜辺で『飲め飲め詐欺』というヤツを実行しまして・・・」

一同「『飲め飲め詐欺』・・・?」ハテナ

少佐「『飲め飲め詐欺』いうのは、浜辺で寝そべっているナイス☆バディなコジョンドに対して猛烈な(※意味深長)アプローチをかける方法で、まずビールを一クーラーボックス分用意します。それを担いで、ターゲットに接近、ビールを進めます。三、四本空けたところで法外的なお金を要求。払えないなら、酔った勢いでそのままホテルに直行。以下はご想像にお任せします(笑)」ハハッハ!

エシュロン「wwwwwwwwwww」

メノコ「」

リョク@白い眼「・・・サイテー」ハァー

さば「 な に こ れ ヒ ド イ 」

少佐「」

メノコ「今年もだんだん怪談会よりも猥談会になっているような気が・・・(汗)
後半に続きます。」ウフフッ



Re: 貴官の後ろに”何か”がいる・・・ ( No.33 )
日時: 2015/08/31 15:15:08
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:B0YLKhMw

【観覧注意!!】 納涼企画 第二回ローゼンベルク大隊怪談大会

(2/2)

確保
Re: マ戦【謹賀新年 明けましておめでとうございます!】 ( No.34 )
日時: 2016/01/03 20:19:57
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:QtLryG26

『お正月編』


少佐@inコタツ(笑)「謹賀新年、明けましておめでとう、読者諸君!大隊各員一同、君達のますますの発展を祈るばかりだ。
2016年――そう、今年は申年だ。“サル”だけに小説板を“去る”・・・なんちゃって(笑)」フフッ

ジャロ@inコタツ「・・・(汗)
えっと少佐、開幕早々の出落ちギャグの方はよしてください。まったく・・・」モゥ・・・

少佐「っ!!?なんだとう、ジャローダ!このギャグは『Uボート』のDVDを観ながら新年を迎えるまで温めて置いた渾身の一発だぞ!
・・・まあまあ、よろしい。さて、今年は私自身、いろいろと“勝負の年”になると思う。ここや実生活を含め、私の今後の人生の決定においても重要な一年だ。それに伴い、執筆活動に割ける時間が極端に少なくなる。要は簡単に言ってしまえば、忙しくなるということだ。また健康上の理由もあって執筆よりも、療養するほうが賢いといえる。
・・・しかしィ!!私はひねくれた男だ。お医者さんの意見なんて知らん、知ったこっちゃーない(笑)」ハッハハ

ジャロ「ということは、もしかして少佐・・・」エェ!?

少佐@カイロ・レン「“始めたものを終わらせる”、事実、人はその可能性を自身の掌に秘めている。今できないことなんて、いつまでたってもできやしない。」キリッ←お前はサルトルかw

ジャロ(か、カッコいい・・・)///

少佐「今年の抱負――というより、目標は三つ。
1、『諸君、私はランダムマッチが好きだ』や『C/M』を含め、未完の原稿の完成。
2、長大の批評『ササミ論』の執筆。
3、お世話になった人々への感謝。
・・・以上にしようと考えている。」ムム・・・

ジャロ「上記の二つは難しい仕事ですね、本編の方は言わずもがな、批評の方も貴官は膨大な時間や体力を削って書いていらっしゃいます。まるで、深い闇の中を手探りで歩くように神経を前に集中させ、慎重でいて、ゆっくりな軌跡です。『ササミ論』は、もう大体の構図は決まっているのでしょうか?」

少佐@どや顔「プロットは完成しているよ、後は肉付けだね。以前、私はロシアの文学者 ミハエル・バフチンの“カーニヴァル”という概念を利用して彼の作品を読み解こうとしたが、まったく筆が進まなかった(笑)私の拙い脳みそが理解したバフチン観では、彼の作品には敵わなかったのだろう。そこで私は学習したんだよ、いわば、彼の作品は一人の哲学者で論じられるほど一方的ではなく、むしろ多数の哲学者の“対話状態”を表象する“多気孔”な構造であると・・・まさに台本小説だけにね(笑)」フフッ

ジャロ「・・・(なんで笑っているんだろう、少佐)
心配しているんですよ、少佐。昨年の終わりごろに突然入院されて、大隊の運営を臨時に任された時は本当にびっくりしました。ご飯と睡眠時間はしっかりと取られて、喫煙と飲酒はできるだけ・・・」ガミガミ

少佐「フーフン、君はいつから私の母になったのだ(笑) まあーそういうところが好きだけどな・・・」ボソリ

ジャロ「えぇッ!?」チョ チョット!?///

少佐「あ、いやいや冗談だよジョーダン(笑)
(ヤヴァい・・・引かれたかな・・・(汗))」ハハハッ

ジャロ「そ、そうですか・・・」ガッカリ・・・

少佐「(・・・おややー?ジャローダのヤツ、何だか浮かない表情だな・・・もしかして、引いてない?)
まあ、今年もよろしく、ジャローダ。君のような優れた副官がいなければ、私は何もできない」

ジャロ「こちらこそ、よろしくお願いします、少佐殿。」ニコッ



読者諸君「・・・?あれ、オチは?」

少佐「落ちません(笑)」



―おわりんこ―
Re: A Little Extra Sugar ( No.35 )
日時: 2016/06/10 20:20:20
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:hwbmauiY

『東部戦線異状あり』

(1/3)


「――情熱と冷静の間、言語と記号の間に戯れる境界という線。それは縦横に、高所と深層の勾配を超えて幾重にも続いている。まさにそのこととは、あらゆる要求を放棄することは、あらゆる権利を放棄することではないのと同じように。
あらゆる闘争は新しい現実を創造する。エイゼンシュタインがつなげていたのは、ショットとショットの連鎖ではなく、その間の意味であったように、異なる強度の空間の中で、その空に雷鳴を炸裂させるのが・・・・・」


 なああ゛あ゛、ダメだ。というかなんだ、言語と記号の間だって?ソシュールによるとそれは差異のことであるが、戯れるというのが何かギザっぽくて性に合わん。デリダみたいだ、あの田舎のアルジェ出身のナルシストめ。浮気相手との文通を哲学に添えるとか、おおよそ正気ではない文章である。私が一番嫌いな文章の類いだ。
それに、情熱と理性って、葉加瀬○郎の”Calm Cuori Appassionati ”のまるパクリじゃないか。書きかけの余白が多い原稿用紙をクシャクシャに丸めて、机の隅のゴミ箱に投げた。溜まっていた原稿が新客を追い出して、彼は床に零れる。シュバイネル、不味い。本当にヤヴァい。考えろ、考えろ少佐・・・そうやってお前は幾夜の長い孤独と困難を乗り越えてきたじゃないか。ファアアア。

映画評『ハーモニー』(2/2)の締め切りは、とうに五日も過ぎている。ノルマンディー上陸作戦 七十二周年記念に合わせて投稿しようと考えたが、オツムと筆が思うように振るわなかった。ミアレ出版の編集者に無理を言って、事務所よりも幾分かは執筆に集中できるホテルまでお借りしている手前、何としてでも今日中に、正確に言えば、午前9時までに完成した原稿を手渡しで提出せねばならない。

既に冷め切っているコーヒーを啜りながら、ちらりと外した腕時計に眼をやる。落ち着いた美しさを誇るハミルトンのマエストロが、喧騒に追い立てられて少々錯乱気味の私とは対照的に、冷血で物静かに時を刻んでいた。夜の半ば、三日月の妖々しい月光に包まれた、まだ明かりがともる街並みは、私同様に眠りを知っているのだろうか。
おいおい!それよりも今は原稿だろうが!!これを書かないと私に明日食べる糧がないんだぞ!危機感・・・危機感・・・そうだ、そうだ。私はそうして日々の小さな危機管理を疎かにして痛い眼を見てきた。二度と同じ轍を踏むまい。万年筆のペン先にインクを補充しながら、再度己に誓った。

しっかしィ、書けない。ネタが思い浮かばない。心許ない言葉に浮遊してか、ペン先が震えてくる。ネタネタネタネタネタネタ・・・逃避からか、純白の原稿を見つめる視線がどこか朧げに霞んで来て・・・意識も曖昧で、部屋の暗さも相まって私は・・・


*


・・・コンコンとノックをする音が聞こえる。
はてさて、こんな夜分遅くに誰だろう。そんな考えが脳裏によぎる刹那、「少佐ぁ〜コジョンドです。夜食をお持ちしましたぁ〜」と彼女の可愛い声が聞こえてきた。
「ああ、君か。入りたまえ」と答えつつ、急いで乱れた服装を整える。たとえ部下であっても、だらしない男とは思われたくない。しばらくしてドアが開いて、軍服・・・ではなく、私服の彼女が笑顔で入ってきた。流行りのリネンのカーディガンがとても似合っている。
部屋に入ってきた彼女にコーヒーを薦めてみたが、様子から察するにいらないようだ。そういや、あまりコーヒーが好きじゃなかったな。

「さて、夜食に何を持ってきてくれたのかな、コジョンド。ちょうど小腹が空いていて助かったよ。」

椅子に腰かけ、私がそういうと彼女は意味有り気にヒゲをピンピンと伸ばして

「・・・夜食は私のことですよ、少佐ぁ。お腹いっぱい味わってください・・・うふふっ」

と色っぽい声で甘えてきた。


*


「うわぁああああああ!!?」と、絶叫のち我に返る。
夢を・・・見ていた・・・のか?机の上の照明だけがついた薄暗い部屋の中、聞えるのは私の腕時計の短針の音と、遠くの方から響くパトカーの喧しいサイレンだけである。それ以外、何もない。この世はこの空間と同じで無だ、無で占められている。そうじゃないのか。
フフッ、コジョンドか。苦笑しながら、また思考が逸れていく己の悪態をどこか遠くで見つめている私が確かにそこにいた。彼女とはバイエルンの訓練所以来の長い付き合いである。まだ若いが、見どころがあり、そして十分な伸びしろを秘めている優秀な兵士だ。いや、兵士としてではなく、女性として、と訂正するべきであろう。彼女はこの未知なる人生の半ばもを知らない。私より、ずっと優れて良いイケメンがこれでもかと溢れているのに、こんな年寄りに熱心になるのは、つまるところ、悪手である。それに年も倍近く離れて、“恋人”というよりもむしろ“娘”じゃないか。
しかし、ふと、訓練中や休憩の合間に彼女の健気で若々しい姿を見て、どこか胸がすくようなそんな心地よい気分にしばしば襲われる。どこか、あの純粋で無垢な生き方に惹かれるモノがあるのだ。健康や情熱を含め、私が失ってしまったすべてを、彼女は持っているからのだろうか。

――というかまったく違うぞ。今はそんなことを考えるんじゃない、『ハーモニー』の深層を考えるんだ。くぅうっ、ダメだ、落ち着いて考えよう。深呼吸、深呼吸。明朝9時まであとジャスト8時間。1時間/5枚のペースでいけば、十分に間に合うぞ、少佐。よしよし、落ち着こう落ち着こう・・・催眠術の基本は“自己暗示”だ。私はできる、私は書ける。私はできる、私は書ける。私はry
状況に詰んだ、と見た私は新しいコーヒーを汲みながら、気分転換に、部屋に備え付けられたラジオをつけてみた。

Re: "Shine" by Jazzmasters ( No.36 )
日時: 2016/06/17 20:20:20
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:TMfpASfw

『東部戦線異状あり』

(2/3)


濃いめコーヒーを啜りながら改めて筆先に神経を集中させる。ラジオから流れて来たのは、願ってもないドアーズの『ジ・エンド』の特徴的なあの長いイントロだった。誰だ、まったくこんな古い歌をリクエストしたミアレシティの最高にクソッたれなロックファンは!

『This is the end (これで終わりだ)

Beautiful friend (美しい友よ)

This is the end. My only friend, the end (これで終わりなんだ たった一人の友よ 終わりなんだ)』


うーむむ・・・良い歌詞だ、本当にロックだとは思えないほど情動的ではなく、そしてボーカルのジム・モリソンの渋い歌声が相まって、奇妙なハーモニーを奏でている。加えて今の近況がマッチしてなんだか変な気分になる。砂糖をケチった苦いコーヒーに反射した表情は、正直な私の素顔を写していた。この歌には、完成されたロックだけが文字通り”謳歌”しうるロマンチシズムが、節度を心得て陽気に振るわれている。流石はコッポラの怪作『地獄の黙示録』の主題歌(?)に起用されたことはある。この歌はあの映画にふさわしく、そして、この映画にはあの歌が何よりもふさわしい。

『Of our elaborate plans, the end (俺たちが苦労して作り上げた計画は 終わった)

Of everything that stands, the end (立ち尽くすすべてものが終わった)

No safety or surprise, the end (安らぎもなく驚きもない 終わりさ)

I'll never look into your eyes … again (お前の瞳を見ることも 二度とないだろう もう二度と・・・)』


私が夢想していたすべては、波打ち際の砂浜に書かれた幼い文字のように消え去ろうとしている。いや、もう大海に呑まれ、消え去った。誰かは私を少しでも理解してくれたのだろうか?
・・・そう、“終わりだ”、何もかも。四年に近い月日は無為に失せ、残ったのは孤独と未完稿の山、不健康な生活のツケ…etc。さて、何から手を付けて良いやら、皆目見当さっぱりと分からない。はっきり言って疲れ切っている。投げ出したい言葉を探すだけの、まるで行く当てもなく、ヒウンシティの街路をただ行く若者たちのように、思考を夜に任せている。そんな夜は何よりも優しく私のすべてを包み込んでしまう。さてさて、甘えるのもいい加減にしようか。

『Can you picture what will be (思い描くことができるか?)

So limitless and free (制限のない自由な世界を)

Desperately in need… of some… stranger's hand (誰かの手助けがないと ひどく困るだろ)

In a… desperate land (この絶望的な大地では)』


筆を机上に放り投げ、クラッチバッグからスキットルを取り出して、景気付けに一口飲んで飲む。舌で回しながら口内に広がるのは、マッカランの十八番、麦芽の豊かな香りで、途端に鼻先まで駆け上がり非常に美味。スコッチというのは不思議な魅力を秘めたウィスキーで、すぐ馴染むことができる尻軽女ではない。でも、しばらく付き合っていくと、だんだん魔法のような効用というか、なんというか、他のウィスキーにはない、味や度数ではない独特の“暖かみ”というのがあるような気がする。(まあこれはブコウスキーの受けおりだが)

落ち込みやすい私は何か不具合が起きると、ネット・ジャンキーよろしく二次元ではなく、スコッチに逃げていた。朝まで飲むこともザラにある。要は身体を壊すまで、どこに診てもらっても恥ずかしくない、立派すぎるほどのアル中だった。

『Lost in a Roma… wilderness of pain (古代ローマは苦しみの荒野で)

And all the children are insane (すべての子供たちは正気じゃなかった)

All the children are insane (すべての子供たちは正気じゃなかった)

Waiting for the summer rain, yeah (夏の日にただ雨が降るのを待ちわびるかのように)』

私が一番好きなドゥルーズの著作に『意味の論理学』というものがある。その中の「第22のセリー(=系列の意) 磁器と火山」で彼は感動的なアルコール中毒に関する分析を残しており、曰く、アルコリスム(アル中)は快楽を探求しているのではなく、効果を探求しているのだ。その効果は、主に”現在”が異常に硬化することである。ここで言う”現在”とは”今”と”過去”を含む二つの時制を示し、それは同時に二つの時期(=契機)を生きることも意味している。酔いを材料にして、想像的な過去を複合する。それは柔らかな過去分詞を、硬い助動詞現在形に結合するようなカンジだ。しかし、今は点であり、過去は円環である。点が円環になるとき、または円環が点になるとき、どちらかの機能は完全に失われてしまう。認識論の誤謬――そうだ、アルコールとは、あらかじめ用意された崩壊の課程における、喪失の法則である。なんと素晴らしい自己倒壊、自己破壊に向かう諸々の諸法則であろうか。「もちろん、人生全体は崩壊の課程である」、フィッツジェラルドを引き、存在のその裂け目を語るドゥルーズの手腕はいつも美しいし、惚れ惚れとしてしまう。意味(=関係)は修復できない、常に語のスペルは破壊され、受動の情動は祓われる。身体の刺し傷を、突然変異させるための表面への機銃掃射・・・おお、サイケデリア!!


『There's danger on the edge of town (郊外は危険だ)

Ride the King's highway, baby (王道を行くんだベイビー)

Weird scenes inside the gold mine (金鉱の中には奇妙な景色)

Ride the highway west, baby (西へ向かえ)

Ride the snake, ride the snake (蛇に乗れ)

To the lake, the ancient lake, baby (蛇に乗り湖を目指せ 古代の湖だ)

The snake is long, seven miles (蛇は長く 7マイルもあるだ)

Ride the snake...he's old, and his skin is cold (蛇に乗れ 蛇は歳喰って、そいつの肌は冷たい)

The west is the best (西は最高だ)

The west is the best (最高なんだ)

Get here, and we'll do the rest (そこに着けば俺たちは安らぎを得られるだろう)

The blue bus is callin' us (青いバスが俺たちを呼んでる)

The blue bus is callin' us (青いバスが俺たちを呼んでいる)

Driver, where you taken' us ? (よう 運ちゃん 俺たちをどこへ連れてくつもりだ?)』


喉を休ませるために、すでに冷めつつあったコーヒーを啜る。汲んでおいて正解だった。冷たいコーヒーは何よりも苦い。それがマッカランのような味の強いスコッチには緩衝材の役目を果たす。まるで私とミロカロスのような関係だ。一人、そんな猥らな思考を描きながらクスリと笑ってしまった――ほうほう、酒が頭に回ってきたか。良い気分だ。

私が指揮を執る大隊の中で一番の美人はジャローダかミロカロスだ。どちらとも、甲乙つけがたい美しさを輝かせているが、女性として可愛げがあるのは、やはりミロカロスだ。むしろそれは、ジャローダの持つ高貴な美しさと、ミロカロスが持つ妖艶な美しさを比較吟味してと形容するべきか。ディアンシーなんて"Child's Play"だ、笑わせるんじゃない、アチャモどもめ。
彼女は意外と恥ずかしがり屋さんで、黄金に煌めく鱗を携えた尻尾をおさわりしちゃうだけで、タイプ一致のA60から繰り出されるアクアテールを放ってくるが、そこも実に可愛い。私は彼女を度が過ぎるくらいに愛している。打たれても良し、締め付けられるも良し、ポイズン・プレイもry
兄貴がミロカロスに狂ってしまったのも無理はない。厳密に言えば、誘惑ではなく、魅惑である。それが彼女の美しさなのではないだろうか。少なくとも私はそう断言できる。若いころから苦しめられている不眠症の夜を慰めてくれたのは、ミロカロスとさばねこさんだけだし、彼女がいないとまず眠れない。諸君は考えたことがあるか、眠れない夜以上の拷問というものを?人はしばしば、白昼夢や覚めたまま見る夢と、睡眠中の夢とを区別することだけで満足しているが、それは疲労と休息の問題に留まっている。

消尽したもの――つまり、過労や疲労を越え出て、可能性すらも消えてしまったもの――とは目を見開くものである。私たちはかつて眠りながら深く弛緩した夢を見ていたが、いまや、不眠のかたわらで淡い刹那の幻を見る。

『The killer awoke before dawn, he put his boots on (殺人者は夜明けに目を覚まし ブーツをはく)

He took a face from the ancient gallery (彼は古代の画廊から仮面を一つ貰って)

And he walked on down the hall (廊下を歩いた)

He went into the room where his sister lived, and...then he (彼は妹の部屋に行き そして・・・)

Paid a visit to his brother, and then he (弟の所に立ち寄った そして)

He walked on down the hall, and (廊下を歩いた そして)

And he came to a door...and he looked inside (ある扉の前で立ち止まり、中を覗き込んだ)

Father, Yes son, I want to kill you (「おやじ」 「なんだ、息子よ?」 「俺はアンタをぶっ殺したい」)

Mother...I want to...Fxxk you !! (「おふくろ、俺はアンタと寝たい!!」)


イメージが崩れていく・・・二十を少し超えた女性が、つまらない男たちとの宴の後、車内で乱暴にマスカラを落とすかのように、頭が綺麗に二つに引き裂かれて、思考は濃霧の中に分散してしまう。「できた、私はイメージを作りだした。」――ベケットの『クワッド』と同じで、話す声などは存在しない。シューベルトの音楽がもたらす慎ましいリトルネロの最後の小節を口ずさむ男の声しか存在しないのだ。音楽と折り重なる、消滅に向かう存在のベクトル。はたしてその魔の手からいったい誰が逃れられようか?

『C'mon baby, take a chance with us (こいよ 俺たちと一緒にやっちまおうぜ)

C'mon baby, take a chance with us (こいよ 俺たちと一緒にやっちまおうぜ)

C'mon baby, take a chance with us (こいよ 俺たちと一緒にやっちまおうぜ)

And meet me at the back of the blue bus (青いバスの後ろで会おう)

Doin' a blue rock, on a blue bus (憂鬱なロックをやろうぜ 青いバスに乗ってさ)

Doin' a blue rock, c'mon, yeah (憂鬱なロックをやろうぜ さあっ)』


夕暮れに一人佇むスキンヘッド

夢を見る人

夢に囚われている人

シューベルトの『夜と夢』の末尾、七小節

夢へのライトが溶明

とたんに辺りは暗くなる

『Fxxk, fxxk yeah, fxxk, fxxk, fxxk fxxk fxxk yeah, Come on baby, fxxk me baby, fxxk yeah (やれ やれ 俺をやっちまえ)

Hey, fxxk fxxk, fxxk… yeah, Fxxk me, yeah, Come on baby, fxxk me baby (さあ、俺をやっちまうんだ)

Fxxk fxxk, whoah, whoah yeah, Yeah, fxxk yeah, Come on, huh huh huh yeah, All right… (やれ やれ さあ、そうさ、ああ…それでいい)』


眠りは夜を裏切る。凍てつく冬の荒野、どこかの果てへの旅。一筋の光も見えない寒空の下、”おれたち”は道を探して進む。

『This is the end, beautiful friend (終わりだ 美しい友よ)

This is the end, my only friend, the end (これで終わりだ ただ一人の友よ)

It hurts to set you free (終わりはお前を傷つける お前を自由にするために)

But you'll never follow me (でも お前は俺に着いて来てはくれないだろう)

The end of laughter and soft lies (笑いと優しい嘘の終わりだ)

The end of nights we tried to die (俺たちが死のうとした夜の終わり)

This is the end (これで終いだよ)』


・・・・・

Re: Ridicule of Valkyrie ( No.37 )
日時: 2016/06/23 18:18:18
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:QSVTFR42

『東部戦線異状あり』

(3/3)


諦めとはなんだろう。終わりとは何だろう。このところ、そんなことばかりを考えてしまう。もう打ち止めなのであろう、肉体も精神も、すでに限界を迎えている。世の漂泊者とその影――彼は何も知らないだろうし、何を見ているわけでもない。

絶望も、悲嘆も、喜びも、嬉しさも失い、粉粒となってしまった世界を見て、人は何を思うのだろう。それでいてなお、世界が燃え上がる姿を見て、悲しむ人がいるのと同時に、その美しく燃え盛る様を見て、手を叩き、大笑いしながらヘネシーを美味そうになめる人間もいるのは確かだ。
夢を見るのは確かに良い。それというのは、辛いことしかない、不愉快なことしかない、知らず知らずの妥協と大いなる恥辱にまみれた、この何もかもが夏場の腐臭を放つ下水のように濁った現実を生きるための潤沢な水分になるだろう。しかし、目覚めた時のあの虚しさ、渇きを知っておくべきだ。その方が賢いし、負う傷も少ないのではないか。

・・・気づけば机を背に寝ていた。ウィスキー酔い後の、しゃんとした意識の中で、身体に力を入れてみるが、変な姿勢で寝ていたため、思うように動かない。そして、その上でハミルトンの長針は6時を指していた。
些かだが怠い。寒さにやられたか・・・クーラーなんてつけていないが、初夏とはいえこの都会は蒸し暑く、夜に窓を開けて換気していた。おそらくそれにやられたな。窓を睨み、動き出す街並みに中指を立ててみる。実に虚しい。

「クソッ・・・」

誰言うともなく、己の悪態を棚に上げて不幸を呪ってみたが、事実は何も解決しない。つけっぱなしのラジオを消してから灰皿を取り、床に腰を下ろして、タバコを咥え、火をつけた。富んだ煙が口いっぱいに広がり、豊かなバニラの香りが体内中を踊る。寝起きの一服は格別である。
タバコとの付き合いは長い。十八の頃、一緒に教習所に通っていた先輩にセブンスターをすすめられて、恐る恐る吸ってみたのが始まりである。以来、読書をする時も、飯を食った後も、友人たちと飲むときも、何をするにしてもタバコが私の傍らにいる。そういえば、この小説板で初めてタバコを描写したのは、私が初めてである。実に光栄じゃないか、愛するものを描け、そして、それが起点となる。銘柄はロング・ピース。彼女は素晴らしい。一般的にピース・ユーザーは、他の銘柄を愛煙しているユーザーよりも自己主張や好みが偏向していると聞くが、あながち間違いではない。いわば、彼(ら)は“こだわり”を持っている。他者の影響下に置かれた二次的なものではなく、一次的な、自身の哲学だ。そういうものを持っている人に凡人の私はひどく憧れるし、強烈に引き寄せられる。ピースの芳香はそのような特別な人々を魅了し、そして孤独で無縁な思索と実践を支えているのだ。

「・・・お客様、おはようございますゥ!モーニング・サービスをお持ちしました〜」

そんなつまらないことに思いを巡らせていると、コンコンとノックをする音が静けさを引き裂いた。まったく、誰だ?部屋に入るときのノックは三回で、二回はトイレだろうが。非常識なホテルマンだ。

「ああ、おはよう。ありがとう、少し待ってくれ。」

可愛らしい声から女性と分かったので、急いで立ち上がり、着ていたシャツを脱ぎ捨て、皺の少ない新しいモノを羽織る。
ボタンをしっかりと留め、腕時計を装着し準備はOK。「入ってくれ」と言うと、「失礼します!」という、貧血気味の私とは対照的な元気な声と共にすぐに扉は開いた。

・・・一瞬、何が起こったのか判断できなかった。気づけば、大隊のラティアスが私の胸にしがみついていた。

「おはようございますゥ〜ショーサ様!ご注文はワタクシですか?それともワ・タ・ク・シ?」

上目づかいにそう問う彼女の頬は少し赤い。可愛い娘だな。

「モーニングも注文してないし、君も注文していないぞ、ラティアス・・・」

ぶっきら棒に抱き付いた彼女を椅子に座らせてあしらうと、途端に泣きそうな表情になる。彼女は元捨て子だ。GTSでネグレクトを受けており、不憫に思った私が引き取った。おそらく愛されることを知らずに育ったのだろう、私への執着心というのか、敬慕というか、依存心が強い。もし、私がメガ・クチートへのヴァカな特攻を命じても、彼女は敬礼をしながら喜んで、飛んでいくだろう。
しかし、それはダメだ。自立して考えられる者同士が愛し合うべきなのである。他方の想いを一方的に受け入れてはダメなのだ、そんなことでは共依存の底沼に陥る。
だが、冷たくあたりっぱなしでは私のわずかな良心を疼かせるし、何より彼女が可哀想だ。

「でも、おかげで目が覚めた。来てくれてありがとう。朝ごはんでも一緒に食べようか。」

そういって、彼女の頭をわしゃわしゃと撫でてやった。すると、さっきまでの悲しそうな表情はどこへやら、来たばかりの笑顔に変わる。こういう表情の機微の変化は女性が持つ特権なのかもしれない。

「んん〜もっと撫でてくださいショーサ様〜
あーあと来たのワタクシだけじゃありませんよ、ウフフッ」

逃さぬようにと、私の手をしっかりと掴んで甘え続ける彼女の言葉を聞いて、ふとドアの方を見る。

そこには、ジャローダとコジョンド、ミロカロスとユキメノコが少し驚いた表情で立っていた。コジョンドなんて目を丸くしていた。急に辺りにクルスク並みの殺気が漂う・・・ような気がした。

「あ、ああ・・・き、君たちも入っていいぞ。色々と散らかっていて申し訳ないが・・・」

というや否や、凄い速さでコジョンドのとび膝蹴りが五寸先まで来た。刹那の思考ののち、とっさに身を挺してラティアスを守る。

「はわぁ!少佐ぁ!?」

一瞬の事で攻撃は止められないのだろう。彼女の攻撃が私に直撃した。彼女と共に部屋の端に吹き飛ばされる。かつて経験したどんなパンチにも勝る、とんでもない威力だった。まったく可愛い顔してなんて力だ。

「だだだ大丈夫ですか!?少佐ぁ!?ご、ごめんなさい」

コジョンドが心配そうに床に横たわっている私の顔を覗き込む。目が潤んで、愛らしい。

「い、いやいや構わんが、大丈夫そうじゃない・・・くう・・・メノコ、手当を。ラティアスは癒しの波動を頼む。」

「や、ヤボール!」という二つの返事が帰ってきてから、メノコは即座に私からシャツを脱がし、患部を確認すると優しく丁寧に冷やしてくれた。他方で、ラティアスはなぜか私の頭に癒しの波動を放っている。

「だいぶ強く打ったみたいです、少佐殿。か、身体を楽にしてください、強張ってますよ。」

顔を赤くしながら私の肩をまじまじと見つめている。まるで「ちょっと触ってもいいですか?」と言いたげないじらしさが幼い少女のように可愛らしい。

「・・・少佐、本日のスケジュールです。9時にミアレ出版の編集長との会合があります。ご確認を。」

ジャローダがエクセルで作ったスケジュール表が入っているIPadを、項垂れている私に渡してくれた。私にはもったいない副官だ、彼女がいないと、その実、日常生活すら危ういのかもしれない。

「お仕事熱心なのは大変良い事ですが、ご自身の体調を鑑みてあまり無理はしないでください、少佐。しっかりと睡眠時間とご飯は三食食べていらっしゃいますか?
それと、私たちに何か手伝えることがあるのでしたら、何なりとお申し付けください。」

そういうと部屋中に散らかった私の服やら原稿やらを綺麗に畳んで、整理してくれていた。本当にこんな嫁さんが欲しいものだ。

「ラティアスさんのせいですよ!もうっ許しませんん!」

「フフッ〜捕まえてみなさい〜コジョンドちゃん」

「まったくあの子たちは・・・べっ別に心配して見に来たわけじゃないですよ、少佐。わたしはただ、そのぅ・・・差し入れを持ってきただけです。」

彼女たちを傍目に、愛しの抱き枕のミロカロスがつっけんどんな言い方で、朝食が入っているであろう、スタバの紙袋をそっと机に置いた。素直じゃないな、まったく君は。そこがまた好きだ。

部屋の隅々では、ラティアスとコジョンドがあーだ、こーだと言い合いながら、まだ飽きずに追いかけっこをしている。

せわしなく部屋の動き回っている彼女たちを見て私は思った。

・・・そうだ、そうなのだ。何をヴァカなことに考えをいたずらに巡らせていたのだ、私は――私には、こんなにも、こんなにも頼もしい娘たちがいるではないか。この娘たちのために私は書いて・・・いや、“書き続けているのだ!”
読者なんて、数なんてどうでもいい。どうせ閲覧するだけで、ろくに読めやしないのだから。怪物と戦う覚悟も勇気もない、敗残兵や逃亡兵のような玉無しどもに、私の小説が読まれて、いや、読まれたフリをされてたまるものか。そんなことは一人の作者として許さない、“絶対に”。作家気取りで結構、ヴァカにされようが狂人扱いさせようが、そんなこと、実にどうだっていい。うるさい外野は、王国だろうが、ピクシブだろうが、どこにでもいるものだ。

私は彫刻に成れ果てはせず、偶像のように崇拝されることもなく、どこかの神殿の前に建てられ、不動で硬直した、あのなめらかな冷たい姿をして神々の門番にされることもない。そんなことはごめんだ、願い下げである。真似など到底されはしない、いやできないだろう。そんなつまらないことより、純粋な灰色の荒野にいようが、どこまでも続く茶色の砂漠を迷い続けようが、彼女たちがこのみすぼらしく、卑しい心を守ってくれていることを私は今更ながら実感した。

円らかな道徳に吠えよ、疚しい偽善者ども。底を知らない無知を恥じろ、峻烈な無能者ども。そうやって高みを目指すことを諦め、過去に隷属し、自己虐待を続ければいいのだ、愚かなルサンチマン諸君。
偶然を肯定の材料にすること、これを可能にするのは思考だけである。つまり、抽象に具象を導入させるということとは、世界の現実性を、世界の道徳性と救済を攪乱させるのである。

すでになされたことに対する無力――意志はすべて過ぎ去ったものに対して怒れる傍観者である。過去は確かに存在しよう。しかし、それは後悔という感情が無ければ存在しないものだ。長い時間を経ればいずれは理解できるか、いいや、おおよそ無理な話であろう。まあ、性質の冗談であると受け取ってもらえれば良い。難しいと感じた文章と付き合うためにはウィスキーのような慣れが必要なのだ。


――正気を見失い、狂気に追われた深い真夜中には、何を探し、何を歌い、何を語ればいい?


“生”の苦痛を、“生”の深さを、“生”の卑しさを、年老いたカイリューのように、言葉でない声でひたすら嘆けばいいのか・・・私はこの長く、長い眠りから目覚めた。「何のために生きるのか」――そんな小さな詞などで“生”を謳歌するなどはなから間違えている。彼らのように、世界を、現実を、今を、憎悪と虚無に染めてしまってはならない。そんなことでは、生きる悦びを、生きる素晴らしさを堪能できるはずがないではないか。あらゆる無機的なものを退け、同様、あらゆる有機的な生とは異なる、執拗で依怙地で降ろし難く、耐えがたい、“生きること”への意志。つまり、生の力とは、有機体に留まらないのだ。

“大いなる正午”――『ツァラトゥストラ』で語られていたことが、今、何となくだが理解できた。神なき世界とは、真理なき全き暗闇であろうか・・・否!!すべての諸価値が再評価され、熱く眩い光に照らされるのだ。煌めいて、輝かしくて、一寸の先も見えない、真っ白だ。はたして道は見失われ、今までに引いた轍すらも見えるわけもなく、早速、途方に暮れる。しかし、その道を歩む足が、“新しい道”になるのだ。誰も歩んだことのない、見たこともない“新しい道”に。
永遠に回帰する時間の諸相の中で繰り広げられる<出来事>は、斜線上を移動する瞬間や、純粋な空間、過ぎ去った何者かを、来るべき”それ”に分割する。<出来事>は、あらゆる分離を横切って共鳴しながら自己自身の隔たりを通して、帰結として自己と交流するのだ。

「ショーサ様〜見てください!ほらっ、朝日が綺麗ですよ〜」

ラティアスが勝手に窓を開けて、私を可愛い表情でベランダに誘う。吹き抜ける風がレースを縦横に羽ばたかせて、それはまるで彼女が優しく手を差し伸べているみたいだ。それに誘われるかの如く、私は彼女の要求に甘え、背伸びをしながら外に出ると、新鮮な空気を肺一杯に吸いこんだ。季節は、梅雨の鬱屈した日々が過ぎ、灼熱の夏本番を迎えようとしている。朝の心地よい微風が涼しくふきわたり、粉塵の雲が広がり、巨大な空気のカーテンのように見え、重い裾を垂らしていた。まるで、この雲の背後で起こっていることを気づかさせるように。

「どうですか、気晴らしに朝の空中散歩でも?ワタクシ、張り切って大気圏ギリギリまでご案内いたしますよ」

「あ、ラティアスさん!ずるぃ!少佐ぁは先に私とデートするんですよ」

「少佐は今忙しいことに気が付かないのかしら?あなたたちみたいな子供にかまっている暇なんてないの」

フフ、君も子供のようなところがあることは知っているぞ、ミロ。彼女たちの悶着を気にせずに、ジャローダとユキメノコは黙々と散らかった部屋の掃除に勤しんでいた。真面目だな、誰に似たことやら?
・・・今なら書ける、かも?いや、十分に良いモノとして書き終えられる――立ち込めた濃霧を薙ぎ払うかのような力強い思いが心を駆け抜け、私と同様に眠りから覚ました街を高く見下ろしながら、そうつぶやいた。

Re: 劇場としての小説:エシュロン論 ( No.38 )
日時: 2016/07/01 18:18:21
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:WpxAco6Y

劇場としての小説――文身さんの『20 years ago 1』について

――親愛なる情報屋の誕生日に添えて――


1. 少し長めの序論

「まずはっきりさせておかなければならないのは、映像のタイプは最初から存在するのではなく、創造されなければならないということです。平面的な映像も、その対極にある空間的深さ(=パン・フォーカス)も、一回ごとに創り出され、創り直されなければならない。
つまり、記号は常に特定の署名を指し示しているともいえるわけです。」

――ジル・ドゥルーズ:『記号と事件 1972-1990年の対話』(p103)


 かつて、ポケモン王国というサイトの小説板において、そこから創造される「小説」によって思想と行動が激しく鼓舞させ、駆り立てられる時代があった。仮に「小説」に光輝があるとして、それを前提とした深淵なる内容に、時代が鮮やかに彩られるという、本当に恵まれて豊かな時期というのがあった。

 「小説」は時代と人間に対して、大抵は静謐に、ときに激烈に最も強く異議を申し立てる力があると信じられ、そして、私はその信念をもって現刻まで筆を取っている。
・・・しかし、季節は移り、時代が変わると、あるものは一世を風靡した後、板から消え去り、あるものは創作に行き詰まり、続きを投げ出し、そして、あるものは――
 常識人や一般的な普通の人は、このような斜陽、衰退を見て、「ああ、小説板はもう終わりだ」とか「小説板はすでに死んでいる」と述べていることだろう。非生産的な、くだらない文句を永遠と垂れるのは誠にけっこうであるが、小説を心から愛する私から少し言わせてもらうと、小説に終わりなどはないし、日々新たに進み続ける技法はとどまることを知らない。一般的な教養もなく、通説の文学史すらもを知らないからそんな軽口が叩けるのである。また同時にそれ自身をも異端児とされる私にとっては、大きな創作の原動力となるのだ。

 ひょっとして、私は楽観視しているのだろうか。もっともそうであろう。あまりにも長い間、同一の掲示板で筆を取り続けていると、貧しい時期と豊かな時期が繰り返されるのは、「これは初めてではない」と考えることができ、長生きしている老人の特権でもある。しかし、貧しい時期において幻滅してしまうのは、幾多の作品の質ではなく、様々なものが消えても誰も気づかないことである。これは、実に単純なことで、何かが消えても喪失感がないからである。

 実例として、スターリン時代はロシア文学を消し去ったことが上げられる。彼らは気づかなかった――ロシア人の大部分が、驚くべきことに気づかなかったのだ!19世紀の間、ドストエフスキーやトルストイ、チェートフという文豪を産出してきた、あのロシア文学が突如として消えた。確かに離反して活動する人々はいたのだが、ロシアの大衆にとっての、自分たちにとっての文学は消えてしまったのだ。呼応して自分たちの絵画も消えた。しかし、誰も気づかない。“気づこうとしていない”。幾分か難しくなるかもしれないが、今日起きていることについて、こう考えることができるよう。今日も当然ながら、才能を持った作者たちはいる。芸のない表現だが、“第二のササミ”さんとでも呼ぼうか。

 偉大な作家、才能を有する者は、既にある体系、秩序に“新しい概念”をもたらす変革者である。しかし、その価値が分かるためには旧来の手法についての膨大な知識や編集技術を必要とせねばならない。したがって、あるものの価値が分かるためには、虚像に対峙する朧げな輪郭を掴まなければならないと言えよう。特異性(=新しきもの)を含める同一性(=古きもの)というこのパラドックス――しかし、パラドックスこそ哲学のパトス、あるいは思考を揺すぶる情念である。

 またニーチェは上記を言い換えて、こうも語っている。「あるものが矢を放つ。空中に放つ。同じように、ある時期のある集団が矢を放ち、そして落下する。次にやってきた者が拾い上げ、また放つ。」――これは小説を含めるあらゆる創作行為に通ずる問題提起である。それというもの、文化というのは、ネットや現実を問わず、いくつもの貧しい時期と豊かな時期を反復し、乗り越えられて生み出されるからだ。それは今、砂漠のただ中にいても、来るべきオアシスに向けてきっと続いていくのだ。
 文学者が文章を大切にするという意味はまさにここにある。それは考えることが、必然的に思考と結びつくのではなく、両者の区別が曖昧模糊になるということであり、拙く書くとは、拙く考えることであるのだ。拙く書けて初めて拙く考えていたことがはっきりとし、逆にまず書かなければ、何も分からない。文学とは創造行為であると世の文学者たちは言うが、その意味は、おそらく、分からないから書くのであると私は考えている。予め分かっていたならば、創造するという行為は意味をなさないではないか。
 加えて、創作とは喜びから始まり、喜びに終わることを意味(sens=方向)する。悲しみから始まり、喜びに終わる文学は確かにあるものだが、それは救いを求める悲壮な叫びのような、下品なものであろう。小説は救済ではないのだ。

 創造行為における現代的な問題とは、私たちがもはやこのリアル(=現実)を信じていないということである。あるものにとって、愛とはPCの画面を自在に動くイラストのことであるし、ゲームの類いであるかもしれない。40年も前にゴダールが予言していた通り、「世界の方が映画で出来ている。同期化されていないのは世界である。人々は正しく、真実であり、人生を代表している。彼らは単純な物語を生きる。彼らの周りの世界は、悪しきシナリオを生きているのだ。」――Jean Collet, “Jean-Luc Godard.” Seghers,P26-7 参照



――はたして、私たちに残されたものとは何だろうか?私たちは何を信じ、何を描写し、何を展開し、何を記述し、何を論じればよいのだろうか?


 上記の問いに答えるために、“その矢”として、とっておきの作品がある。私の友人であり、草稿のゲラ・チェックをしてくれる文身さんの処女作『20 years ago 1』である。私はこの矢を空中へ向けて射ってみようと思う。次に来るものたちの思考に、脳天に、放った矢が深く貫くことを切に願う。

Re: お誕生日おめでとうございます!!文身さん ( No.39 )
日時: 2016/07/01 18:18:50
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:WpxAco6Y

『劇場としての小説』――文身さんの『20 years ago 1』について
(2/3)
確保
Re: お誕生日おめでとうございます!!文身さん! ( No.40 )
日時: 2016/07/01 22:22:44
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:WpxAco6Y

『劇場としての小説』――文身さんの『20 years ago 1』について
(3/3)
確保
Re: マルチ戦記 ( No.41 )
日時: 2016/12/17 22:21:30
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:lIfEr2DA

『劇場としての小説』――文身さんの『20 years ago 1』について
(4/7)
確保
Re: 劇場としての小説:エシュロン論 ( No.42 )
日時: 2016/12/17 22:21:52
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:lIfEr2DA

『劇場としての小説』――文身さんの『20 years ago 1』について

5. 考察B:問いの提起――存在(pre'sence)/事物(chose)/形而上学(me'taphysique)


「事物論性の原理は、こう定式化される――”ただ事物性のみが事実的なのではない”。」("Af",p134)


 実在論的転回とは何か。M・フェラーリスの『新実在論入門』(2015)によると、「カンタン・メイヤスーの書物(2006)から生まれた」とされる。

 実在への転回を論じることにおいて、重要なポイントは以下の二つ。

A:「ポスト・モダン以後を明確に打ち出しているということ。」(ポスト・モダンは終わった。)
B:「ポスト・モダンの思想を歴史的手法により、より広い視野で捉えること」を課題、または目標としている。

 ポスト・モダンの本質は、フーコーやカント、デカルトに代表されるように、存在は思考によって構築されるという、構築主義を核に持っている。フーコーはあらゆる主体形成のプロセスを、カントは理性による法廷を開廷して、思考の限界を画定し、デカルトは思考する存在に、実存の本質や根拠を提起した。

 いわば、これらは、権利(right)の問いである。権利の問題の問いと、そしてそれを補完する事実問題の問いが、現在の実社会において重要なことは語るまでもない。ここでは、事実自体というよりも、むしろ事実によって主張され、請求され、要求されるものが決定的な限界に達する。要求等がどれほど些細な事であれ、人々が自分自身の問題を自ら提起し、少なくともこの問題が、より一般的な解決を見出しうるような個別的な条件を決定することを望むとき、この要求はいつも公理系が許容できない一点を示すことになる。それこそがカントのいう“法”を創造するのだ。「なぜ」という一般的で抽象めいた形式ではなく、同時に普遍的で具体的な「如何なる権利によって」とまとう形式で、我々はその正当性を問わなくてはならない。法的な問い、すなわち権利の問題が要求の妥当性を判断し、特定のものに対して一領域を割り当てるか否かを決める限りにおいて、法的な問いが必然的に批判的なものになるのは明らかであろう。中立的な記述活動ではありえない。なぜなら、哲学的なあらゆる問いとは、まず権利の問いであり、一つの領域、一つの領土、一つの問いをめぐって要求を行う、数多くの競合者が常に存在しているからである。

 ここまでの議論をまとめてみよう。ポスト・モダンのテーマとは、「人間」の消滅以後の世界をどう理解するかである。これについて、カンタン・メイヤスーの処女作『有限性の後で:偶然性の必然性についての試論』(2006)を参考に論を進めてみよう。これは、思弁的実在論の運動を形成するきっかけとなったと評される書物である。
序文を書いたアラン・バディウいわく「今日まで「知るとは何か」についての歴史として考えられてきた哲学の歴史の中に、カンタン・メイヤスーが新しい道を切り開いたと述べることは誇張ではない。その道は、「独断主義」と「懐疑主義」と「批判」とを分割するカントの基準とはまったく異質なものだ。そう、絶対的に論理的な必然性が存在する。そう、根本的な偶然性が存在する。そう、私たちは存在するものを思考することができるし、その思考は、これまで想定されて来た構成的主体にいかなるしかたでも依存していない。
注目すべきこの「批判哲学の批判」は、本書において、過剰な装飾なしに、導かれ、格別に明晰で証明的な文体によって本質に切り込んでいる。」("Af",p3-4)

 こうしたバディウの賞賛をアウトラインに本書に移ろう。バディウが手放しに賞賛するこの書の中で、基本的な視座はカント以来の近代哲学の中心概念が「相関」であったということに、メイヤスーは注目している。いわく「私たちが「相関」という語で呼ぶ観念に例えば私たちは思考と存在の相関のみにアクセスできるのであり、一方の項のみへアクセスはできない。
したがって、今後、そのように理解された相関の乗り越え不可能な性格を認めるという思考のあらゆる傾向を、相関主義と呼ぶことにしよう。素朴実在論であることを望まないあらゆる哲学は、相関主義の一種になった。」("Af",p15-6)

 詳しく見てみよう。メイヤスーによれば、このような「相関主義」は、現象学であれ、分析哲学であれ、免れていない。そして言うまでもなく、言語論やポスト・モダンの思想も例外ではない。
メイヤスーは上記に見られた「相関主義」の乗り越えと、思考から独立した「存在」へと向かう。その意味で、実在論を目指しているわけであるが、かつての素朴実在論とは区別される。彼が「実在」の念頭に置いているのは、数学や科学によって理解できるものだけであるからだ。その立場をメイヤスーは「思弁的唯物論」と呼び、次のように辛辣に問い正している。
「いったいどうして、哲学は超越論的、ないし、現象学的な諸観念とは反対の道を、すなわち数学が持つ非-相関的な射程を――言い換えれば、思考を脱中心化する力として正当に理解された科学的な事実そのものを――理解することが可能な思考の道を歩まなかったのだろうか。
哲学はなぜ、科学を思考するために、思弁的唯物論へと断固として向かうのではなく――そうするべきであったのにもかかわらず――前述のような超越論的観念へと力を注ぐことになったのか。いったいどうして、科学から哲学に科されたより喫緊の問題は、哲学にとって、きわめて”くだらない”問題――すなわち”思考”は、”思考が存在しないときにでも実質的に存在しうるものについて、いかにして思考しうるのだろうか”という問題――へと変わってしまったのだろうか。」("Af",p201)

 人の思考から独立した「存在」を考えるために、メイヤスーは人類の出現以前の「祖先以前性」を問題にし、また、人類の消滅以後の可能な出来事を想定している。これらは「人間からの分離可能な世界として、科学的に考察することができることが可能である。けれども「相関主義」の哲学は皆、そのような理解に眼を閉ざしてきたのである」と言えないだろうか。まさしく、近代や現代の哲学が自ずと見逃してきた、むしろ触れようとしていなかった巨大な問題が浮き彫りになった。

 こうしてメイヤスーによれば、カントの超越論的観念論も、それに続くとされるドイツ観念論も、そして両者を前提し、深い影響を持つポスト・モダンの思想も、「相関主義」の哲学にほかならず、批判されなくてはならない。しかしメイヤスーはこの書で理論を提起したまでに留まり、したがって、私たちは彼の理論を応用せねばならない。読むだけでは、理解したとは言えないのである。

 ここで前章の4で上げた時間論への問いを、続く6で考察し直し、彼の小説とメイヤスーの議論をリンクさせてみよう。

Re: マルチ戦記 ( No.43 )
日時: 2016/12/17 22:22:20
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:lIfEr2DA

『劇場としての小説』――文身さんの『20 years ago 1』について
(6/7)
確保
Re: 劇場としての小説:エシュロン論 ( No.44 )
日時: 2016/12/17 22:23:10
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:lIfEr2DA

『劇場としての小説』――文身さんの『20 years ago 1』について

7. 結びに代えて:「小説それ自体」の可能性


 考察Cにおいて、私たちはある結論に至った。「小説それ自体」に向かう思考の可能性である。

 メイヤスーにおける批判には、彼の理論は歪な唯物論であるということが言えた。確かに、物質そのもの、存在そのものに、向かう思考のプロセスにはあらゆる桎梏が重なり、その軌跡は従来の唯物論的な解釈を逃れられてはいない。
しかし、強調せねばならないのは、物質や存在ではなく、内なる思考を<外部>へと切り拓くことにある。("Af”,p91)その点において、ここに文学理論の新たな可能性が見出されるのだ。観念や抽象から生じる小説にこそ、事物それ自体に至る思考の線が描けるのだ。

 文学におけるデリダの脱構築理論、バルトのエクリチュール理論、クリスティヴァの精神分析理論では、捉えることができなかった、(文字通り鉤括弧の入った)「主体」――すなわち、「小説それ自体」に関して、私の理解では彼らは何も語ってはいない。いや、語ろうとしていない。意味は内側に循環し、とどまっている限り、その本来的な力は果たせない。しかし、それにも関わらず、私たちは意味を生きている。卑近な事例として、粗末で幼稚な美術品は法外的な高値が張られ、戦争を正当化するために民主主義が叫ばれ、テロリストがインターネットで同志を募っている現状を見ればよく理解できるだろう。
 翻って、従来的な規範概念、つまり、国連などが音痴に謳う人権や自由、平等などの概念ははたしてどうだろうか?その意味を辛うじて保っているかのように見えるが、世界の先進後進問わず、どの地域でも、人権はユートピア的な熱情であって、現実ではないことは明白のとおりである。だが、これらの言葉の綾が、法的な、ある種の暴力を稼働させ、拘束する諸力、決定を下しているのだ。

 今日において、私たちは無要な諸観念が跳梁しない時代における「〜とは何か」と問うことが、いかに困難な事情であるのかを知らない。物数を極め、工夫を尽くされた、諸々の意味(方向)の失せるところの小説に、思考はどれだけ接近できるのだろう。美しい「小説」がある、「小説」の美しさはない。
結局はあらゆる言葉は消滅を帰結としている。声は現れてはすぐに消えるように、言葉とは意味を生じたその次には霧散するのだ。“その中間”にあること、“あいだ”にあること・・・これについて、ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリは次のように述べている。

「リゾームには始まりも終点もない、いつも中間、もののあいだ、存在の間、間奏曲なのだ。樹木は血統であるが、リゾームは同盟であり、もっぱら同盟に属する。樹木は動詞「である(e’tre)」を押し付けるが、リゾームは接続詞「と・・・と・・・と・・・」を生地にしている。この接続詞には動詞「である」を揺すぶり根こそぎにする十分な力がある。どこへ行くのか、どこから出発するのか、結局のところ何が言いたいのか、といった問いは無用である。すべてをご破算にすること、ゼロから出発あるいは再出発すること、一つの始まり、あるいは基盤を求めるということは、旅と運動についての誤った考え方を含んでいる。
―略―
アメリカ文学、そしてすでにイギリス文学こそ、このようなリゾーム的感覚を示し、事物の間を動き回って、「と(そして)」の論理を打ち立て、存在論を覆し、基盤を廃棄し、終わりも始まりも拒否するすべを知っていた。一つの実践(production)を作り出すすべを知っていたのだ。
つまり、中間とは決して中庸ということではなく、逆に事物(もの)が速度を増す場所なのだ。」

ジル・ドゥルーズ&フェリックス・ガタリ『千のプラトー』<上>P60-1





・・・眼を休めるために、窓の外を見ると、冬の微風に揺らぐ粉雪が、柔らかく大地に積もっていた。道行く誰にも顧みられることもなく、音もなく、形も様々に、ただ徐々に積もってゆく。
同じように言葉が積もってゆく。ネットというカオスで、ただ降り積もり、重なってゆく白銀の薄い言葉の地層がある。


20年という途方もない時間が積もってゆくのか。

戻れない辛い過去が積もってゆくのか。

別れたすべての彼らが積もってゆくのか。

誰からも忘れられてしまった意味が積もってゆくのか。


 ふと私たちはそのただ中で生きていることに気づく。私たちは、消え去ってしまったすべてが降り積もる時間のただ中で、この時、一瞬を生きている。

 点から線、そして円へ。すべての出来事には固有の強度があり、それぞれがぶつかり、均衡として、それぞれのポテンシャルが生成変化する。

 すれ違う彼らに、別れた君たちに幸運を送ろう。出会い別れを繰り返して、いつの日か、成長してゆく自分に出会うのだ――彼が描くのは”その劇場”である。それこそが、小説という名の、出来事という名の、劇場としての”生自体”なのだ。

Re: 補遺:一年の猶予または恥辱 ( No.45 )
日時: 2016/12/25 19:15:27
名前: 少佐◆PmkXtdTtWWM ID:lIfEr2DA

緑茶論:補遺 一年の猶予または恥辱


「わたしたちは、自分が自分の時代の外部にいるとは感じていないのであって、外部にいるどころか反対に、わたしたちは、自分の時代と恥ずべき妥協をし続けているのである。こうした恥辱の感情は、哲学のもっとも強力な動機のひとつである。わたしたちは、犠牲者たちに対して責任があるのではなく、犠牲者に直面しているのである。」

ジル・ドゥルーズ&フェリックス・ガタリ:『哲学とは何か』P186


 ひと昔に前に読んだ書物が、現在の自分に呼応する場合というのは限りなくゼロに近い。なぜなら、時間とは変化の尺度をさすからである。腕時計を家に忘れてしまった時のことを考えよう。その時、恐らく人は時間が流れたということを、何かが変化したということによってのみ気づく。つまり、時間がないとはまさに変化の無を露わにし、彼や彼女に流れる時の無意味さとして、その力を大きく果たすことになるのである。
 もちろん、伊藤計劃の『ハーモニー』やドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』、バルザックの『ゴリオ爺さん』というのは、現在の私にとって重要な意味を占めている。研究者でもないただの読者に、はたして何が語れようか。そして、いかに考えられるのか。まだ結論が出てないからこそ、人はこれらの作品や他の作品に考えねばならない“何か”を探すのだ。

 今年(2016年)の三月十四日に、私は二年にわたる親交を育んでいた緑茶氏と縁を切った。(緑茶“さん”ではなく、氏と表現するのは、他人行儀の為である。もはやこの他人は友人ですらない。)
平たい言葉を用いれば、絶交、訣別である。“原因”として――いや“理由”と形容しよう。それらは三つある。一つめは、四月のあの事件。二つめが、彼の内的な問題。そして最後に私の外的な問題である。

 まず、四月のあの事件から振り返っていこう。事の始まりは、2015年4月にポケモン王国の小説板に創設された小説板短編集というスレッドにおいて寄稿された、二編の彼岸花さんの書評をめぐって、以下のような対立とやり取りがあった。
 二編の書評――すなわち私と寒ブリ氏の作品に関するものであるのだが、これがまず寒ブリ氏の不評を買い、そして続く緑茶氏がその意見を評価した。確かに高校生には難しい内容の書評であったことはおおよそ認められる。そして、ここから当スレッドの運営(私、緑茶氏、寒ブリ氏、ササミ氏)のあいさつと繕いながら、この件に関する卑猥で醜い論争が行われた。彼岸花さんは、このような現状を見て、即座に投稿した書評を取り消し、引退することを決意。小説板から去って行ってしまった。
 問題を提起したそもそもの発端である寒ブリ氏の意見からみていこう。彼は「私は理想の運営は「最も熱心な参加者」だと考えてます
まあ言うならば、運営は「参加者として他の参加者の前に立つ」人かなあと
あまり高圧的にあれこれ言わずに、背中で語るタイプ
直接厳しく仕切るわけじゃない代わりに、自分たち自身をしっかり律することで、
最終的に全体をまとめていくスタイル」などと拙い持論を展開しているが、まさにこれは彼の行っていることと真逆のことであり、矛盾ではないのか。事実、高圧的な持論を打った彼は三月以降、何も寄稿しておらず、チャットに顔すら出していない。
 はっきり言って、私はこの三人の中で一番彼に責任があると考えている。彼が原因で、折角バラバラになっていた小説板にいる作家が集うべきであった素晴らしい場所が木端微塵に粉砕され、台無しになってしまった。「根幹をへし折った」は彼自身である。裁かれて去るべきだったのは、彼岸花さんではなく、彼だったのだ。

 続く緑茶氏の意見だが、投稿された書評が、当スレッドの内部崩壊につながる主旨の意見を展開しているが、今現在この小説板短編集を崩壊させたのは、この論争であることを当時の彼は理解していなかったようだ。「こんなことを書けば、そもそも事を荒げ、寄稿する人が減るのではないか」という配慮を欠いた、みすぼらしい想像力の塊である。また、証拠に今月のお題(『好き/嫌い』)に関する話題が空気を読まずに書かれており、彼の良く言えば楽観的な、悪く言えば軽率な態度は、私や彼を慕うその他の人たちをひどく幻滅させ、信頼を裏切る行為であった。

 そして最後にササミ氏が訳の分からないことを延々と自分と比較しながら語っているが、それに関して貴重な紙面を削り、論じる価値はまったくない。彼は彼自身のことが大好きなのだから仕方がないのである。永遠と虚像に写る自身で文字通りの自慰に耽ればよい。

 また、細かいことであるが、上記三人が書いた意見には、句読点が然るべき場所に打たれていなかったり、不自然な改行等々、推敲を一切加えられていなかった証拠が、あからさまに提示されており、短時間で考えられた短絡的な意見でしかないことは明白であろう。文章によって人を説得する方法やルールを知らないまま、いわば加わってしまったのであり、その幼さに自己撞着していた。

さて次に内的な彼の問題であるが、要を言えば、あの事件が経過してからの彼は、作品やスタンスを含め、何もかも変わってしまった、と評価できる。具体的に言えば、以前ほど、魅力的な作品ではなくなってしまったのだ。
 これは『緑茶入門』と銘を打ちながら、『小説板短編集』に収められている彼の作品群に言及しない理由と深く結びついている。私の批評手法は、まずテクストの絶対的信頼において成り立っており、それは作者自身の信頼とも言い換えることができる。いわば、古風なやり方であり、作家と作品を切り離しては、作品を分析する事などできないという立場にあるのだ。2015年のあの事件から、私は彼に対して信頼することを一切やめた。同時に、彼が何を書こうが論じようが、酷く絶望してしまった。「これは私が半年も心血を注ぎ論じ上げた価値を持っていた作家の作品であるのか?」そんな疑問が、彼と出会う度に、彼の作品を読む度に私の思考を襲った。そしてまったく感動しなくなった。

 事件前後に彼が熱中していたMMD(Miku,Miku,Dance)や「アーマードコアシリーズ」、「艦これ」などは、彼の作品において何を及ぼしたのだろうか。私は無知にもある意味でこれらのことに期待していた。先ほどに述べた変化の尺度という概念は、私が多く学んだ精神分析に由来している。精神分析とは、簡略化して言えば、精神の変化に対する理論である。つまり、人がどのように変わっていくのかについての理論であるのだ。だからこそ、これは小説の構造分析にも応用できる。なぜなら、作品内での移り変わる景色や作者の成長を見、楽しむのが小説の醍醐味であるのだから。
 しかし、結局のところ、これらは彼が持っていた、潜在していたあらゆる創造性をめった刺しに殺害し、そして、正常な判断を下すことができる思考能力すらも奪い去ってしまったのではないだろうか。私はそう診断している。私は彼の独創性が何よりも好きだった。これらの影響を受けすぎた作品は、論ずる魅力も価値もない。ネット上にごまんと溢れる、ありきたりなただの廃墟である。ヲタクな知識とそれを前提にして向けられているアニメ・ゲーム中毒の読者に、はたして何を期待することができようというのか。特に醜いのは『謙虚なナイトとわたひつじ 』という作品で、遠慮なく言えば、私は別の作者が書いたものではないのかと錯覚したくらいである。ヲタクな言説とヲタクな展開。そこに、他者という外は存在しない。いわば、諧謔的な内部循環を繰り返しては、ひたすらに壊死を目指している気色の悪い作品である。

 そして、最後の私の外的な問題であるが、これ自体は、この出来事を通して浮かび上がった結論であるといえる。先ほど上げた寒ブリ氏、緑茶氏、ササミ氏、左記三名に対して、私はある希望を抱いていた。それは彼らが私の上梓した以前の作品群について良く読解し、私の批評家魂というものを分かっているのだということである。これは分裂的な膨大妄想でしかなく、事実、彼らは私の作品を一ページも、一行も、一文字ですらも理解していなかった。
 緑茶氏は苦し紛れに自スレで、彼岸花さんと拙いまとまりのない議論を展開しているが、その論拠として私が寄稿した三月の作品『<Spring of Absolute/>』が利用されている。私を侮辱するつもりであるのならばそれは一向にかまわないのだが、作品を侮蔑することは断じて許すことができない。そして、私の唯一の読者である彼岸花さんの貴重な時間を、無駄で溝な議論に付き合わせるのもいい加減にしたらどうなのか。それほどまで「艦これ」というゲームは、人の前頭葉をメチャクチャに蹂躙し、”配慮”という名の最も重要な想像力を破壊するのか。桜月さんにしよ、ササミ氏にしよ、私がかつて尊敬の念を持っていた小説家は、このゲームのせいでまるでダメになってしまった。いや、「艦これ」を擁護する立場から見れば、それが彼らの限界であったのかもしれないのだが――強すぎるアルコールは人に刹那の快楽と豊かな過去を与えるが、それが求める対価というのは、あまりにも高い。フィッツジェラルドのあのアルコール中毒は人の頭脳にハンマーを震わせたのではないか。
 また、私は一連のやり取りから、彼の反省した態度を伺い、彼岸花さんに代わる務めを今後担うのだと哀れにも思っていたのだが、結果は火を見るより明らかな事であった。彼は内に閉じこもり、気味の悪い、内気で陰気なモナドと化した。むしろ、それが彼の本当の姿であったのかもしれないのだが、私の知る由はない。

以上を理由に、私はあの異様な空間とその関係を一切断つべきであると決意した。これには一年間という時間の猶予を与えたのだが、状況は一切変わらず(むしろ悪化している)、彼らは何も学ばなかった。(学ぶどころかむしろ忘却しようとしている)
 公刊を予告し、三万字の草稿を粗削りであるが完成させていた『ササミ論』も破棄した。もはや彼らに期待することは何もないし、現実と状況から目を、そして思考を背け、鏡に写る自己愛や二次元の境目を黙々と増殖し、延々と狂った犬のようにその空虚な器を揺るがせばいいのである。いつの日か、涙が枯れるほど後悔するであろうがしかたがない。それは彼ら自身の気質的な問題であるのだから、私にはどうしようもないことである。最近は全くと見かけないが、辞める(病める)なら辞めると一言添えてから、舞台を降りるのが礼というものだろう。皮肉を言えば、軽蔑の対象にしていた、辞めるべき時にそれを宣言したバスタードやかぼちゃたちよりも、恥知らずで卑怯な人々ではないのか。

 さて、読者諸氏には、こんな下劣極まりない悪文を『緑茶論』の末尾に飾り、テクストの清流を汚すことについて、どうか許してもらいたい。しかし、これは今の私にとって重要なことであり、必要なことであるのだ。彼を非難するために書いたわけでは決してない。彼を純情な少女のように信じていた自身の甘さについて、ひどく後悔しているし、そして、取り消したくなり、馬鹿らしく思えてくる。まるで昔の汚く幼い字で彩られた、鉛筆の煤まみれの日記を読んだみたいに。私は自分自身を裁きたいのだ。『マタイ伝』によれば、「ひとを裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。あなたがたは自分を裁く裁きで裁かれ、自分を量る秤で量り与えられる」という一節があるが、それは逃げの一手でしかない。私はそれを頑なに拒否し、認めない。なぜなら、身を挺して私のために批評を書いてくださった彼岸花さんへの好意を裏切ることになるからである。

 もはや盟友でも、友人ですらもない彼に対して、つまり、スクランブル交差点で行き違う赤の他人に関してこんな駄文を長々と打つのは控えよう。彼は死んだ、少なくとも私の中においては。

 悲しいが、今必要とされていることは――もし希望があるとすれば――ただ、”この前”を進むことの中にある。進めなかった彼らのためにも・・・加え、この“彼を信じていた”という“恥辱”に対して、一切の妥協をしてはならないのだ。頂きに向けての戦いそれ自体が、人間の虚ろな心を満たすに充分なのである。そして、闘いの雄叫びではなく、悲嘆を何に変えていくか、悲嘆をどう考えるかが重要なのだ。





親愛であったかつての君へ。君との友情は、私の知る限り、決して坦々としたものではなかったのだが、今こうやってそれをまじまじと振り返ることで、非常に懐かしく、悲しく思う。


出会ってからの一、二年間は、本当に素晴らしい関係であった。二つの大きな批評は、その友情に、この巻に捧げたい。今の君ではなく、私の知っている過去の君に。


繊細なユーモアを会話に含み、マルチ対戦では互いの背を任せ合えた。たぶん、人間関係が希薄な私の良い友達だといえる最後の男だった。


なぜあんな醜い事を書き、論じたのか――冷静になれば、あれが投稿され、引き起こす問題の方を、深く考慮するべきであったのだ。いや。ただ、君がそれを裏切り、断ち、去ったあの日から、当然こうなる運命であったのかもしれない。


多くのことで私たちは接近し、ほんのわずかな点でかけ離れていた。だが、このほんのわずかな点だけで充分であった。


価値ある出会いは偶然的ではあるが、無価値な別れは必然的だ。君の小説は今や、ヲタクなキャラばかりが溢れ返るゼロ年代を象徴するような、歪で奇形なものに化けてしまった。どこかのつまらないアニメや下品なゲームから借りてきたまがい物の作品。それは最早文学に過ぎず、日付が変われば、背徳になるだろう。


これから君はどこを行くのだろう?一つ言えるのが、君は映像が作り出した冷たい虚構空間を、君が迎合する愚かな依存症者と共に、四方に方々と彷徨い、文章を通して感じられる人の温かさについて、知ることはもう永遠とないのだ。それだけのことを君は犯した――それだけは確実にいえる。



小説板に残した君の悠然とし、さびれた墓標に、この音痴なレクイエムを添えて、さっさと踵を返し別れよう。会いたくはないし、会うことも望まないでほしい。なぜなら、君は、そして君たちは、もう死んでいるのだから。死者に付き合うほど、今の私は暇ではない。


Adieu.
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